ワイモバイルでは、最新通信規格である5G通信が使えるようになりました。どうすれば使えるか、いくらかかるのかなどについて解説します。
特に断りがない場合は税込み表示になっています。
目次
2021.3から5G対応開始
ワイモバイルでは2021年3月から5G通信サービスが使えるようになりました。5G通信サービスとは、これまで主流だった4G(LTE)よりさらに高速に大量のデータを通信することができるサービスです。
それでこれまで最大でも30Mbps程度だった通信速度が500Mbps出る時代も夢ではなくなったのですね。
対応プランは?
同じく2021年2月に受け付けを開始したスマートフォン向けのプランである「シンプルプラン」で5Gサービスを使うことができます。※シンプルプランは5G専用プランではなく、4Gや3G回線も使うことができる普通のプランです。
それだけでなく以前のスマホ向けプランを契約している方も、順次5Gサービスを使うことができるようになります。
大手であるドコモ・au・ソフトバンクでは、5G向けプランに入り直さなければ5Gが使えないキャリア(携帯電話会社)がありますが、ワイモバイルなら従来のプランを使っている方でもそのまま恩恵を受けることができます。
5Gの追加料金は0円
ワイモバイルでは5G通信サービスは無料で使うことができます。現行の4G(LTE)の料金そのままで追加料金など一切不要です。申し込みも不要で、随時使えるようになります。使えるようになるとマイワイモバイルで「5Gサービスがご利用可能です」の表示が出るようになります。
つまりプランは以下のようになります。
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対応エリアは
実は2021年夏の現時点、5Gが使えるエリアは非常に限られています。首都圏でもかなら限られており、地方ではごく一部の都市圏でしか使うことができません。以下に2021年8月現在の主なエリアマップを紹介します。
赤ピンクの所が5Gサービスの対応エリアとなります。
東京周辺
横浜周辺
名古屋周辺
大阪周辺
福岡周辺
仙台周辺
札幌周辺
また対応エリアでも5G通信ができるのはかなり限られた場所のみで、マップ上で5Gエリアとされている所でも5Gを使える保証はありません。またアンテナピクトが5Gと表示されていても通信時は4Gに切り替わってしまったり、最悪通信が途切れてしまいます。
かつて3G回線が主流でLTE(4G)が登場したときも4Gのエリアは限られていました。そしてだんだんと日本全体に広がっていきました。5Gもそうなるとおもいきや、4Gより電波が遠くまで飛ばない=たくさん基地局を作らないといけないため、大手ドコモ・au・ソフトバンクでは当初のエリア予定より時間がかかっています。
現時点では5Gを使うには相当条件付きで、高いハードルがあるということを念頭に置いたほうがよいでしょう。
どのスマホが使える?
さらに5Gサービスを使うには、5Gの電波を掴むことができる「対応端末」が必要になります。
- 5Gサービスエリア内であること
- 端末が5Gに対応していること
の2つをクリアすることでようやく5G通信をすることができるのですね。
ワイモバイルでは既に5G対応端末が販売されています。以下の通りになります。最初は1機だった対応端末も今では、iPhoneもAndroidも揃い、だんだん5Gサービスが身近になってきているのが感じられると思います。
ワイモバイルの対応端末
種類 | 端末名 |
---|---|
iPhone | iPhone 12 iPhone mini |
Android | Libero 5G OPPO Reno5 A Xperia 10 III |
その他のスマホ
またワイモバイル以外でも家電量販店などでSIMフリー端末など5G対応スマホを販売しており、持ち込み端末でSIMのみ契約して5Gを使うことも可能です。
種類 | 端末名 |
---|---|
iPhone | iPhone 12, iPhone mini, iPhone 12 Pro Max, iPhone 12 Pro, |
Android | ROG Phone 5, ZenFone 7 Pro, ZenFone 7, ROG Phone 3, Google Pixel 5, Google Pixel 4a (5G) , OPPO Reno3 5G, ZTE Axon 10 Pro 5G |
※ワイモバイルでの動作確認済み端末リストに載っているもののみを掲載しています。2021年8月現在
申し込み方法は
5Gサービスはオプションではなく、既定のサービスなので申し込み不要で使うことができます。使用可能になればマイページ(マイワイモバイル)で「5Gサービスがご利用可能です」の表示が出ますので、それまで待ちましょう。
5Gの注意点
5Gサービスには注意点がたくさんあります。これはワイモバイルに限らず、ドコモもauもソフトバンクも同じです。まだまだドコモ・au・ソフトバンクいずれも5Gが使えるエリアは限られています。
以下、ワイモバイル(ソフトバンク)の5Gサービスについての抜粋です。
エリアが狭く5Gスマホが必要
- 5Gサービスエリアは当初限定的であるため、お客さまによっては4Gでのご利用が中心となります。
- 5Gサービスのご利用には、5G対応端末が必要です。
電波の特性と5G表示
- 待ち受け時は「5G」と表示されている場合でも、通信を行う際は表示が「4G」に切り替わり、4G通信が使用される場合があります。
- サービスエリア内であっても、トンネル、地下、建物の中、山間部などの電波の弱い場所や境界付近では、ご利用になれない場合があります。なお、電波が強くアンテナマークが最強になっている場合で、移動せずに使用している場合でも通話・通信が切れる場合があります。
5G電波が入らない時
5Gエリアでなくても4G回線に自動的に切り替わるため、通信できないなどの支障は全くありません。現在4G回線(LTE)は人口の99%が使えるようになっていますし、3G回線のように停波の心配もありません。
また5G対応端末は4G通信にも対応していますので、5Gの電波が入らないからといって従来のLTE用スマートフォンを買い直す必要もありません。