ワイモバイルに白ロムを持ち込む場合、対応周波数(バンド)はいくつか、また確認方法についてみていきましょう。
[char no=1 char=”たぬ吉”]よくバンドが合わないと通信できないというよね。Yモバイルのバンドはいくつ?[/char]
[char no=2 char=”シム姉さん”]ワイモバイルのバンドはソフトバンクと同じです。[/char]
目次
対応バンド(周波数)リスト
ワイモバイルのバンドはソフトバンクと同じです。ソフトバンクと同じ通信インフラを使っているので、ソフトバンクで使えるバンドは全て使えます。
それは以下のようになっています。
回線 | 必須バンド | 補助バンド |
---|---|---|
LTE |
Band 1(2.1GHz) Band 3(1.7GHz) Band 8(900MHz) |
Band 41(2.5GHz) |
3G |
Band 1(2.1GHz) Band 8(900MHz) |
– |
LTE通信はBand1と3と8と41
3G回線は1と8となっています。
[char no=1 char=”たぬ吉”]これ全部に対応していないといけないの?[/char]
[char no=2 char=”シム姉さん”]そういうことはありません。必須バンドと必須出ないバンドがあります。[/char]
LTE通信のためにBand1 2.1GHz/Band3 1.7GHz/Band8 900Mhzは必須バンドです。
このバンドに対応していないとスマホの電波が繋がりにくくなります。
白ロムの中にはバンド8に対応していないものもあります。そんな場合、ワイモバイルで全く使えないというわけではありませんが、プラチナバンドが使えないため郊外・田舎で途切れやすくなってしまいます。
一方バンド41 2.5GHz帯はAXGPともいわれていて高速通信ができるバンドです。ですが、このバンドは一部の地域しか対応していないため、なくても全く問題ありません。対応地域に住んでいて、端末のが対応していればラッキーな程度です。
また3G回線、電話を使う時に必要な回線はBand1 2.1GHz /Band8 900MHzになっていますが、どちらも必須です。
Band1だけでも繋がらないことはないのですが、プラチナバンドBand8 900メガヘルツ帯が使えないと田舎などで繋がりにくくなってしまいます。
対応バンドとSIMロックの違い
[char no=1 char=”たぬ吉”]SIMロックをすればどんな端末でも使えるんじゃないの?[/char]
[char no=2 char=”シム姉さん”]残念ながら、対応バンド・通信方式が一致していないとSIMロックを解除しても使えません。[/char]
SIMロックとは
SIMロックは特定のキャリアの通信回線でないとスマホ端末が使えないようにロックしてしまうことで、ドコモで販売されている端末はdocomoのSIMロックがかかっています。
バンドと通信方式とは
バンドや通信方式はスマホが対応している周波数帯域、そしてcdma2000/WCDMAなどキャリアごとに異なる通信方式のことです。
つまりSIMロックと全く関係ないものです。そのためSIMロックを解除したからといって対応周波数が異なっていると、携帯電話の基地局と通信することができません。
[char no=1 char=”たぬ吉”]つまりSIMロックは解除できても周波数が対応していないとだめなんだね。[/char]
SIMフリー機のバンドの確認方法
ワイモバイルで取り扱っている端末以外のSIMフリー機を自分で調達して使いたいという場合は、そのSIMフリー機がワイモバイルのバンドに対応しているかチェックする必要があります。
対応している周波数はメーカーの公式サイトから簡単にチェックすることができます。チェックの方法を見ていきましょう。
ここでは人気SIMフリー端末のHuawei NOVA Liteを例にとります。
Huawei NOVA Lite の公式サイトを開くとスペックというページがあります。
参考:Huawei nova lite の公式サイト
その中に「通信方式」という欄があります。LTEと書いてあるところが4G回線、それを先ほどの対応バンドに当てはめてみます。
通信方式
FDD-LTE: B1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 19 / 28
TDD-LTE: B40
W-CDMA: B1 / 5 / 6 / 8 / 19
GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz引用元: Huawei公式
回線 | 必須バンド | 補助バンド |
---|---|---|
LTE |
Band 1(2.1GHz) Band 3(1.7GHz) Band 8(900MHz) |
Band 41(2.5GHz) |
3G |
Band 1(2.1GHz) Band 8(900MHz) |
– |
バンド1/バンド3/バンド8
どれにも対応していてワイモバイルで使えることがわかりました。
次に電話で使う3G回線の対応状況を見ていきます。3G回線の通信方式はWCDMA(Band1/Band8)どちらにも対応していて、ワイモバイルで完全に使えることがわかります。
[char no=1 char=”たぬ吉”]なるほど公式サイトでLTEとWCDMAのバンドが一致していればワイモバイルでしっかりと電波をつかむことができるんだね。[/char]
キャリアのスマホの対応状況
ドコモやau・SoftBankの端末が使えるかどうかは、こちらのページで詳しく解説していますので、ここではざっくりと解説します。
SoftBankの端末
結論、ソフトバンクの端末はSIMロックの解除ができれば使えます。iPhone・Android共にシムロックの解除で使うことができます。
auの端末
auの場合Android端末は使うのが難しいです。通信方式が異なるためです。
iPhoneの場合は通信方式にも対応しているのでワイモバイルでも使えますが、SIMロックの解除ができるものに限ります。
ドコモの端末
ドコモの端末はSIMロックの解除が必要です。docomoのAndroid端末はワイモバイルで使えます。
ただAndroid端末の場合、Yモバイルの一部周波数に対応していないので繫がりづらくなります。iPhoneに関してはSIMロックの解除ができれば問題なく電波を受信できます。
SIMフリースマホが使えない時は
[char no=1 char=”たぬ吉”]SIMフリースマホにワイモバイルのSIMカードを挿したら自動的に設定も済んで通信ができるようになったけど、SMSが送信できない[/char]
[char no=2 char=”シム姉さん”]もしかしたらAPN設定に問題があるかもしれません。[/char]
SIMフリー端末は最初から主要格安SIMのAPN設定されていて、自分で設定しなくてもワイモバイルで使えることがあります。
ただワイモバイルのAPN設定は項目が多くSIMフリー機の設定では自動で設定されない項目もあります。
APN設定を見直してみましょう。
APN:「plus.acs.jp」を入力
ユーザー名:「ym」を入力
パスワード:「ym」を入力
認証タイプ:「CHAP」を選択
MMC :「440」
MNC:「20」
MMSC:「http://mms-s」
MMSプロキシ:「andmms.plusacs.ne.jp」
MSSポート:「8080」
APNタイプ:空欄にする
Yモバイルの対応周波数(バンド)のまとめ
- ワイモバイルはソフトバンクと同じ周波数(バンド)に対応している
- 必須バンドはLTEでバンド1・3・8、3Gで1・8
- ワイモバイル以外の端末はSIMロックの解除が必要
- SoftBankの端末はSIMロックの解除ができれば使える
- docomoやauのスマホは一部SIMロックの解除で使える