ワイモバイルが提供しているスマホの端末補償サービス故障安心パックプラスについて解説します。
特に断りがない場合は税込み表示になっています。
目次
故障安心パックプラスとは
故障安心パックプラスはワイモバイルで購入したスマホが壊れたりなくしてしまったり、トラブルに見舞われた時に修理や取り替えを行ったり、データ復旧作業を手伝ってくれるサービスです。
月額759円で9個の保証サービスがセットになったものです。
保証内容がたくさんあって、保証が受けられる場合と受けられない場合、またiPhoneとAndroidでの違いなどが複雑ですので、詳しく見ていきたいと思います。
故障安心パックプラスは
- 故障保証サービス
- 破損保証サービス
- 故障交換サービス
- 水濡れ・全損保証サービス
- 盗難・紛失保証サービス
- 電池パック無料サービス
- 紛失ケータイ捜索サービス
- セキュリティトラブル補償
- データ復旧支援サービス
の9つのサービスがパックになっています。
それぞれスマホが壊れてしまった時に修理代を無料にしてくれたり、低価格で修理をしたり低価格で新品同様の端末と交換したり、電池パックを無料でもらえたりといったサービスを行っています。
故障安心パックライトとの違いは?
故障安心パックライトは持ち込み端末に付けることができるオプションです。SIMのみ契約して手持ちの端末を使う場合、その端末に保証を付けたいときに加入します。
AndroidスマホとiPhoneのサービスの違い
アンドロイドスマホとiPhoneで保証内容が異なっています。
Androidスマホでは9つ全部のサービスが受けられます。
iPhoneでは以下のサービスに限られます。
- 故障交換サービス
- 盗難・紛失保証サービス
- 紛失ケータイ捜索サービス
- セキュリティトラブル補償
- データ復旧支援サービス
iPhoneでは修理を行ったり電池パックを取り替えたりといった修理全般が行えません。
保証サービスの内容を詳しく解説
故障保証サービス
自然故障(水没や落下など本人の過失によるもの以外)を行うサービスです。費用負担は0円です。※iPhoneは対象外
修理受付終了機種の場合には、「故障交換サービス」を利用して交換したり、「水濡れ・全損保証サービス」を利用して当社指定機種を会員価格で購入することも可能です。
破損保証サービス
外装を破損したときの外装交換サービスです。自己負担は最大1,650円です。※iPhoneは対象外
ここでいう破損は表面に傷がついたりはげてきたりした場合で、画面割れなどは対象外です。
故障交換サービス
自然故障・外装破損・水濡れ・全損時に新品同等の同一機種に交換できるものです。
交換は6か月に1回までご利用でき、故障端末は返却する必要があります。
交換代金の自己負担は8,250円~で機種ごとにことなります。
機種 | 自己負担額 |
---|---|
iPhone 12 , iPhone 12 mini , iPhone SE(第2世代) , iPhone 7 , iPhone 6s Xperia10 III , Xperia 10 II , Xperia 8 , Android One X5 |
13,750円 |
OPPO Reno5 A , Android One S8 , AQUOS sense4 basic , OPPO Reno3 A , かんたんスマホ2 , Android One S7 , Android One S6 , Android One X4 , かんたんスマホ , AQUOS sense3 , arrows J , LG Q Stylus | 11,000円 |
Libero 5G , Libero S10 , HUAWEI P30 lite , Android One S5 , Android One S3 , HUAWEI P20 lite | 8,250円 |
水濡れ・全損保証サービス
水濡れ・全損などのトラブル時の修理をするもので、自己負担額は5,500円です。※iPhoneは対象外
または同一機種・当社指定機種を、会員価格で購入することも可能です。故障端末は返却する必要があります。
盗難・紛失保証サービス
盗難されたり紛失してしまった時に使っている同じ機種か、指定された機種を低価格で購入できるサービスです。
電池パック無料サービス
1年以上同一機種を利用していて、かつ1年以上継続して「故障安心パックプラス」に加入している場合、1機種につき電池パック1個無料でもらうことができます。 ※iPhoneは対象外。
またバッテリー内蔵型の端末は、同じ条件でバッテリー交換費用を3,300円引きにしてくれます。 ※iPhoneは対象外。
紛失ケータイ捜索サービス
端末を紛失したとき本体のおおよその位置を調べてもらえるサービスです。
セキュリティトラブル補償
不正なアプリをインストールしてしまった、ウイルスに感染したなどで駆除費用を上限5,500円まで補償するサービスです。
データ復旧支援サービス
水没・水濡れ・破損などのトラブル時のデータ復旧サービスを無料で行ってくれるサービスです。
水没、水濡れ、画面割れ等の破損、落下等による故障で電源が入らないもの及び筺体破損などのトラブル時、スマートフォン・タブレットから通常データを復元します。
復旧対象データは「電話帳・写真・動画・音楽データ・メール・メッセージアプリのデータ」となります。
申し込みには期限がある
故障安心パックプラスの申し込みには期限があります。まず店頭で購入する場合は購入時のみ加入することができます。またオンラインで申し込みした場合は14日以内の加入が可能です。その後は加入することができません。
サービスを受ける時の注意点
故障安心パックプラスはiPhoneで受けられるサービスが少なく、iPhoneを使っている方は受けられるサービスの種類をしっかりチェックする必要があります。
またiPhone、Androidどちらの場合も全損、水没、盗難、紛失保証などの場合は、加入してから6か月間はサービスを受けることができません。
故障安心パックプラスに入るべきか
故障安心パックプラスに入るべきかは人によります。またiPhoneを使っている方Androidを使っている方でも異なります。
まずiPhoneを使っている方はメリットが非常に薄いです。修理に対応していないので新品同様の商品を低価格で購入できるというサービスにとどまります。
iPhoneを使っている方はApple Care+に加入した方が良いのではないでしょうか。
またAndroidを使っている方の場合スマホを壊したり紛失してしまうことが多い方は入るべきだと思います。
逆に入る必要はない方は、スマホに詳しくてワイモバイルで使えるスマホを自分で調達できる場合、中古スマホやオークションなどで故障安心パックプラスに加入するサービスより安く端末を交換できると思います。
そもそも壊したりなくしたりしてしまう頻度が少ない方は入る必要がなさそうです。月額費用は税込759円、1年間サービスに加入し続けた場合9,108円の費用がかかってしまうからです。さらに交換時には自己負担もかかってしまうからです。
途中で解約すべき?
1年以上端末保証をつけていて、故障しなかった場合解約した方がお得なケースがあります。これまで見てきたように端末保証は1年間9000円ほどかかり、水没や全損の場合は修理費用の自己負担が5000円から1万円かかります。
そのため保証費用に加えて自己負担額がかさむと新品で端末を購入した方が安くなってしまいます。加入して1年を目安に解約した方がお得だと思います。
故障安心パックプラスのまとめ
- ワイモバイルで購入したスマホ壊れた時に低価格で修理したり交換したりできる
- 1年間の加入で電池の無料サービスが受けられる
- 盗難・紛失にも対応している
- iPhoneは修理ができずメリットが少ない
故障安心パックプラスの月額費用は759円とそこそこな負担です。せっかく格安SIMに乗り換えるのですから、オプションを付けるかどうかは慎重に検討してください。
水没や落下は慎重に取り扱えば起こるリスクはかなり低いです。