このページでは、ZTE製のワイモバイル初の5G対応Androidスマホ「Libero 5G」のスペックや便利機能、デメリットや料金を解説、タイプ別おすすめも紹介しています。
※特に断りのない場合、価格表示は税込み価格で記載しています。
目次
5G対応Android端末をY!mobileで買うなら
Libero 5Gは2021年4月2日からワイモバイルで予約を受け付け開始の5G対応スマホで、4月8日から販売を開始します。定価は2021.4.3現在31,680円です。オンラインショップでは発売記念セールで15,840円引き(半額)の15,840円で販売しています。※ソフトバンクからの乗り換えの方は割引がありません。。
さらにキャンペーンにエントリーした方には3,000円相当のPaypayボーナスをプレゼントしています。
先月5Gサービス対応のiPhone 12とminiが販売されたばかりのワイモバイル、4月2日からは初の5G対応Android端末である「Libero 5G」を予約受付を開始しました。
定価は31,680円、5G対応スマホの中ではハイエンドでもなくローエンドでもない、いわゆるミドルレンジ機に相当するものです。しかし発売記念セールでワイモバイルでは50%OFFで購入できる上、処理能力もそこそこでゲームなど、バリバリスマホを使う方以外は支障なく使うことができるレベルです。防水やバッテリー容量、急速充電への対応など本体の機能も充分なほど揃っています。
大幅な値引きで安い
ワイモバイルではオンラインで機種を購入するとき割引がありますが、このLibero 5Gも端末割引があり、2021.4現在なんと半額で購入予約することができます。5Gサービスに対応しているスマホはまだまだ多くありません。しかしエリアも狭い中、高額な端末を購入するのは勇気が要ることです。その中で1.5万円で購入できるLibero 5Gは手にしやすい5Gスマホなのではないでしょうか。
ワイモバイルではSIMの契約時、スマホもセットで購入するなら端末割り引きがあるオンラインストアがお得ですね。
5Gサービスが狭い今へ
5Gサービスはだんだん身近なサービスになっていますが、実は適用範囲は広くはありません。2021.4現在、都心や地方都市のごくごく一部で使えるようなったにすぎない状態です。そのためせっかく5G端末を購入しても使えるのは僅かな範囲という現実があります。ですがLibero 5Gは5Gだけでなく、4G(LTE)サービスにももちろん対応しており、自宅にまだ5G電波が届いていないという方でも安心して使うことができます。
またワイモバイルでは5Gサービスをオプションとしており、申し込みのあった方のみに提供するようになっています。それは5Gに対応すると3G電波がつかめなくなってしまうためです。LTE(4G)回線がほぼ全国エリアになっている現在それほど問題にならないと思われますが、ご自宅や勤務地、学校などよく訪れる場所が5Gエリアになってから5Gサービスオプションに申し込むのが最善といえそうです。
最低維持費
端末代とワイモバイルのSIMの料金を合わせると、ずばりいくらで使えるのでしょうか?ワイモバイルでは5Gサービスオプションは無料です。超高速なデータ通信が無料で使うことができます。
端末代は一括・24回分割・36回分割の3種類がありますが、ここでは24回分割払で計算してみましょう。契約方法は新規・au・ドコモ・格安SIMからの乗り換えで計算します。プラン料金は一番安い3GBを設定、機種代は24回払い(660円)です。(ソフトバンクから乗り換えの方は1,320円となります)
プラン/内訳 | 1~2年目 (月額 + 端末代) |
3年目以降 月額料金のみ |
---|---|---|
3GB 24回払い | 2,178 + 440 = 2,618円 |
2,178円 |
表の1~2年目というのは24回分割払が終わるまでの月々の料金です。3年目以降は分割払がなくなるので3GBのプラン料金のみになります。
つまり端末代支払中は2,618円、終了後は2,178円で維持できるということになりますね。
ZTE Libero 5Gの機能・できること
基本スペック表
Libero 5G | |
---|---|
メーカー | ZTE |
発売日 | 2021年4月8日 |
OS | Android 11 |
CPU | Snapdragon™ 690 5G(オクタコア)2.0GHz+1.7GHz |
メモリ(RAM) | 4GB |
ストレージ (ROM) |
64GB |
バッテリー | 3,900mAh |
急速充電 | 〇(PD対応) |
画面サイズ | 6.5インチ TFT |
解像度 | 2,340×1,080(フルHD+) |
メインカメラ | 約1,600万画素 + 約800万画素+ 約200万画素 |
サブカメラ | 約800万画素 |
ドコモ/au/ ソフトバンク |
△/△/◎ |
SIM (DSDV) | サイズが不明(×) |
外部メモリ | micro SDXC 512GB |
USB端子 | Type-C |
防水/防塵 | IPX7 / IP5X |
NFC | 〇 |
生体認証 | 指紋認証 |
その他 | 5Gに対応したCPU性能、節電機能を備える |
サイズ | 約166 × 77 × 9.2mm |
重さ | 約201.7g |
カラー | ブルー/ホワイト/レッド |
発売時価格 | 31,680円 |
消費電力増加への対応
Libero 5Gには3,900mAhの大容量バッテリーが搭載されています。5G通信は3G/4G通信より時間当たりのデータ転送量が多い分、バッテリーを消費します。画像などデータの容量が大きくなってくれば、バッテリーを更に使います。そんな5G通信のために大容量バッテリーと5G用独自の省電力モード(5Gネットワークから4Gネットワークへの切り替えなど)が搭載されていて安心です。
気になるのが充電時間です。Libero 5GではPD(Powewr Delivery)対応で102分(およそ1時間40分)で充電できるようになっています。※QC4+(Quick Charge 4+)にも対応
トリプルカメラと広い画面
6.5インチの大型ディスプレイ、通常サブカメラ搭載のため、ディスプレイは一部どうしてもかけてしまいます。しかしLibero 5Gはパンチホールディスプレイ(カメラが画面にかかる範囲を極力減らしている)なので、ほぼフルスクリーンでウェブサイトやアプリ、写真などを表示することができます。
もう一つがメインカメラに3種類のカメラが搭載されたトリプルカメラ仕様。暗い所でも撮影できる1,600万画素カメラ、広角で撮影できる800万画素カメラ、そして背景のぼかしが実現できる被写体深度カメラの3つを搭載、もはやデジカメを別に買う必要がなくなりそうですね。
日本独自の機能も搭載
中国系の端末といえば、日本人が期待している機能が省略されているように思われてしまいます。しかし、ワイモバイルのZTE Libero 5Gには日本独自の機能が搭載されています。
まず後述の「防水・防塵性」を備えています。日本のスマホになれている方にとってこれはありがたい機能です。またおサイフケータイやNFCに対応、海外製のメーカーの端末にはないことが多い機能なので便利です。また指紋認証も搭載、マスク着用の多いコロナ禍では、顔面認証よりスムーズに画面ロック解除できそうです。
CPU性能が向上
CPUには5G対応の高性能プロセッサを搭載(Qualcomm Snapdragon 690 5G)しており、増加するデータへの処理能力がアップしています。またアプリをたくさん開いたり動かしたりするのに関わるRAMメモリを4GB、写真や動画などを保存できるストレージを64GB搭載しています。安い端末はメモリやストレージが抑えられる傾向にあるので、Libero 5Gは実勢価格1万円台の中、お得な端末といえるでしょう。
防水・防塵性もOKで清潔
まず防水・防塵機能、IPX7とIP5Xをクリアしており、水に濡れた手で触ったり雨がかかっても大丈夫です。IPX8が最高の基準なのですが、IPX7であれば保護等級は0から数えて7番目、水に浸しても壊れない性能を備えていることを意味しています。
この試験はあくまで水の場合で、熱湯や消毒液(エタノールなど)などに浸すことは想定外です。消毒する際はエタノールを染みこませたティッシュで拭く程度にとどめておいた方が安全です。
Libero 5Gのデメリット
そんなLibero 5Gにはやはりデメリットもあります。後悔することがないよう、一つ一つチェックしていきましょう。
5G回線のミリ波には非対応
5G回線もバンドは一つではありません。その中でLibero 5Gはそのうちの1つに対応しています。正確にはLibero 5Gは5G回線のn77に対応しており、これはいわゆるソフトバンクが割り当てられている5Gバンドのsub6に対応しています。sub6は速度はやや飛びやすい電波ですが、速度は激速というわけではありません。そしてLibero 5Gは飛びにくいが激速のミリ波には対応していません。そのため、爆速の5Gを体験したいという方は、この端末は対応していません。(ミリ波対応の端末を買ったほうがよいです)
やや厚く重みあり
Libero 5Gは縦横サイズは普通の大きさですが、最近のスマホではやや厚みが太めです。スペック表での記載は9.2mmとなっており、1cmに近い厚みがあります。また重さも200gを超えています。一般的なミドルレンジ機では150~160gが相場なので50gの差があり、持った途端重さを感じるレベルです。
3G回線には非対応
Libero 5Gは端末の対応周波数としては3Gにも対応しており、ソフトバンクの必須バンドI(1)とVIII(8)に対応しています。しかしワイモバイルで5Gオプションをオンにして5G回線対応のSIMを挿すことで、4G(LTE)と5G用の端末になります。3Gは同時には使えなくなりますので、電波の入りが悪い山間部などではやや使いづらくなってしまいます。
Libero 5Gの仕様と機能
以下は紹介できなかった細かな機能です。
おサイフケータイやNFCに対応
おサイフケータイやNFCを搭載しています。
濡れた手でも操作できる
前述のようにLibero 5Gは防水性がありますが、濡れた手でも画面が操作しやすく誤動作しにくくなっています。
対応周波数(バンド)
まずLibero 5Gはどのバンドに対応しているでしょうか?
5G回線 | |
---|---|
sub6(n77)(3.9~4.0GHz)やや遅 | 〇 |
ミリ波 (n257)(29.1GHz~29.5GHz)速い | × |
ソフトバンクで5G通信が問題無く使えるか | 〇 できる |
3G回線(W-CDMA) | |
---|---|
Band I (2.1GHz) | 〇 |
Band VIII (900MHz) | 〇 |
ソフトバンクで問題無く使えるか | ◎ |
4G回線(LTE) | |
Band 1 (2.1GHz) | 〇 |
Band 3 (1.7GHz) | 〇 |
Band 8 (900MHz) | 〇 |
Band 11 (1.5GHz) | × |
Band 28 (700MHz) | 〇 |
Band 41 (2.5GHz) | 〇 |
Band 42 (3.5GHz) | × |
ソフトバンクで問題無く使えるか | ◎ |
※赤は必須バンド(必須バンドに対応していれば問題無く使える)
3G回線(W-CDMA) | |
---|---|
Band 1 (2.1GHz) | 〇 |
Band 6 (800MHz) | × |
Band 19 (800MHz) | × |
4G回線(LTE) | |
Band 1 (2.1GHz) | 〇 |
Band 3 (1.7GHz) | 〇 |
Band 19 (800MHz) | × |
Band 21 (1.5GHz) | × |
Band 28 (700MHz) | 〇 |
Band 42 (3.5GHz) | 〇 |
ドコモで問題無く使えるか | 必須バンドに対応していないため電波をつかみにくい |
※赤は必須バンド(必須バンドに対応していれば問題無く使える)
4G回線(LTE) | |
---|---|
Band 1 (2.1GHz) | 〇 |
Band 11 (1.7GHz) | × |
Band 18/26 (800MHz) | ×/× |
Band 28 (700MHz) | 〇 |
Band 42 (3.5GHz) | 〇 |
通話の対応 | |
au VoLTE | 不明 |
auで問題無く使えるか | 必須バンドに対応していないため電波をつかみにくく、au VoLTEに対応しているか不明なため通話ができない可能性あり |
※赤は必須バンド(必須バンドに対応していれば問題無く使える)
ドコモやauで使える?
図のようになっているため、ワイモバイルだけでなくソフトバンクでも使うことができます。しかし必須バンドに対応していないことから、5GもLTE通信もドコモやドコモ系格安SIMで使うのには無理があります。またauに関してはauの5Gバンドに非対応、LTEも必須バンドに非対応でデータ通信も厳しいです。またVoLTE(通話に必須の機能)に対応しているか記載がないため、通話ができるか不明です。よってLibero 5Gはソフトバンクやワイモバイル専用の4G/5G端末と考えて良いですね。
DSDVは対応?
Libero 5GはシングルSIMの端末です。そのためDSDS、DSDVには非対応です。
SIMロックの有無と解除
Libero 5Gに限らずワイモバイルの販売するスマホにはSIMロックがかかっています。そのためドコモやauはもちろんのこと、ソフトバンクですらそのままでは使うことができません。ワイモバイル以外のSIMを使うにはSIMロックの解除が必須になります。
2015年5月以降に販売された端末はSIMロック解除機能が搭載されています。そのため自分でSIMロックの解除手続きをすることができます。ワイモバイルの契約がある方は、マイページから簡単にSIMロック解除コードを発行でき、端末にそのコードを入力することでSIMロックの解除が可能です。MyY!mobile(マイページ)から行った場合SIMロック解除料は無料です。
※Libero 5Gはまだ公式サイトではSIMロック解除可能端末の一覧に載っていませんので、4月8日発売以降の掲載を待つ必要がありそうです。
充電器は別売
Libero 5Gは元箱、簡易のマニュアルそして本体のみの販売です。充電器やケーブルは付いていません。対応しているUSB端子はType-C USBなので、充電ケーブルをお持ちでない方は別途購入する必要があります。
月額料金と端末代
月額基本料 シンプルS/M/L
ワイモバイルでは、スマートフォン用の提供プランはシンプルS/M/Lといい、それぞれ3GB・15GB・25GBの契約になります。シンプルプランの基本料金には通話代は含まれず、別途使った分だけかかります。
シンプルプランの特徴は、2回線以上契約すると1回線の時より月々1,188円お得、ソフトバンク光・Airを契約していると月々1,188円お得になる。混雑時も速度が遅くなりにくい、完全かけ放題があり通話品質がよい、オンラインで契約するとスマホ代が割引になるなどです。
基本料金は以下の表になります。
シンプルプラン | 料金 |
---|---|
3GB(S) | 2,178円 |
15GB(M) | 3,278円 |
25GB(L) | 4,158円 |
シンプルプラン | 料金 |
---|---|
3GB(S) | 990円 |
15GB(M) | 2,090円 |
25GB(L) | 2,970円 |
※税込み
通話代
基本の通話料金は以下の表になります。
通話料 | 30秒22円 |
---|
任意で定額通話オプションに加入できます。
10分かけ放題 | 月額770円 |
---|---|
完全かけ放題 | 月額1,870円 |
端末代
実はワイモバイルでは端末料金が契約の仕方によって異なります。SIMとセットで端末を購入する場合、端末割り引きがあるのですが、正確には、「新規契約とau・ドコモ・格安SIMからの乗り換えの方」は大きく割り引かれますが、「ソフトバンク系から乗り換えた方」だけ割引が小さいです。
ワイモバイルが元々はソフトバンク運営の格安SIMだからなのですね、こればかりは残念ですが仕方ないです。。
Libero 5Gの場合は以下の料金表になります。
Libero 5G | |
---|---|
定価(店頭価格) | 31,680円 |
新規契約 | 15,840円 |
MNP乗り換え(ドコモ・au・格安SIM) | 15,840円 |
MNP乗り換え(ソフトバンク系) | 31,680円 |
機種変更 | 24,480円 |
※2021.4現在の価格
料金シミュレーション
実際に乗り換え元ごとに料金をシミュレーションしてみます。
ドコモ・au・新規
端末代は一括で円です。1~3年目の料金は以下の様になります。
一括払い | 15,840円 |
---|---|
24回払い | 660円 |
36回払い | 440円 |
プラン/内訳 | 1~2年目 (月額 + 端末代) |
3年目以降 月額料金のみ |
---|---|---|
3GB | 2,178 + 660 = 2,838円 |
2,178円 |
15GB | 3,278 + 660 = 3,938円 |
3,278円 |
25GB | 4,158 + 660 = 4,818円 |
4,158円 |
ソフトバンク系
端末代は一括で36,000円です。1~3年目の料金は以下の様になります。
一括払い | 31,680円 |
---|---|
24回払い | 1,320円 |
36回払い | 880円 |
プラン/内訳 | 1~2年目 (月額 + 端末代) |
3年目以降 月額料金のみ |
---|---|---|
3GB | 2,178 + 1,320 = 3,498円 |
2,178円 |
15GB | 3,278 + 1,320 = 4,598円 |
3,278円 |
25GB | 4,158 + 1,320 = 5,478円 |
4,158円 |
※ソフトバンク系には、ソフトバンクだけでなく、LINEモバイルなどソフトバンク系格安SIMも含まれます。
タイプ別おすすめ
- 最初の一台なら(初心者)・・・メモリやCPU、ストレージの量も標準的で、充分な機能を備えています。かつ5G体験もできるので最適です。
- ある程度使いこなせる(ミドル)・・・ある程度使いこなせる方にもちょうど良いスペックです。ワイモバイルで買うと1.5万円と安いですが、本来はミドルレンジスマホですので、メモリをたくさん使うゲームなどをしないのであれば、快適に使えます。最速の5G通信はできない機種ですが、現在普及している5Gの体験はしっかりできます
- バリバリ使うなら(ハイエンド)・・・まずミリ波を掴まないので爆速の5G通信ができません。5Gの機能をフルに試したい方はミリ波対応端末を購入したほうがよいでしょう。またCPU性能が不足するかもしれません。
おすすめできない方
- ミリ波(5Gの中でも特に速いバンド)の速度を体感したい方
- ハイエンド(ハイスペックなスマホ)を求めている方
- スリムなボディの端末を使いたい方
- 防水やおサイフケータイなどの機能は要らないという方
おすすめできる方
- 5G対応スマホを初めて使う方
- ネットやライン、その他アプリを普通に使えればいいという方
- おサイフケータイやNFCが必要な方
- 指紋認証が必要な方