このページでは、ソフトバンクからLINEMOまたはワイモバイルに乗り換える時、ラインモとワイモバイルではどのような違いがあるのか、そしてそれぞれのメリットとデメリット、注意点・違約金の有無などについて解説しています。
特に断りがない場合は税込み表示になっています。
目次
料金プランの違い
まず最初にソフトバンク、LINEMO、ワイモバイルの料金プランについてみていきましょう。表にするとこのようになります。
ソフトバンクには低容量プランの「ミニフィットプラン+」、大容量プランの「メリハリ無制限」があります。
ミニフィットプラン+ | 月額料金 |
---|---|
~1GB | 3,278円 |
~2GB | 4,378円 |
~3GB | 5,478円 |
3GB~ | 低速モード |
メリハリ無制限 | 月額料金 |
---|---|
~3GB | 5,588円 |
無制限 | 7,238円 |
ソフトバンクでは、実質現在1GBプラン、2GBプラン、3GBプラン、無制限プランの4つから選ぶことができると分かります。
LINEMO | 月額料金 |
---|---|
20GB | 2,728円 |
月額 | 1回線目 |
---|---|
シンプルS(3GB) | 2,178円 |
シンプルM(15GB) | 3,278円 |
シンプルL(25GB) | 4,158円 |
LINEMOは20GBプラン一つのみ、ワイモバイルは3GB、15GB、25GBの3通りが用意されていることがわかります。
ソフトバンクは最低容量が1GBで3,278円、LINEMOは20GBが2,728円の1プラン、ワイモバイルは3GBが2,178円ということですね。ソフトバンクの高さが目立つ形になっています。
ラインモの特徴
ラインモ(LINEMO)は2021年春に発表されたソフトバンクの新料金プランです。当初20GBが3,278円で発表され話題を呼びました。それから電話料金が分離して値下げされ、基本料金が2,728円となりました。
ラインモのメリットはずばり
- 破格の安さ
という点、20GBまで使えるプランにかかわらず、ソフトバンクのミニフィットプラン+の1GBより安いという逆転現象を起こしています。これまでであればあり得ないともいえる価格設定です。
ラインモのデメリットは
- オンライン専用プランであること
電話や店頭では一切サポートされないことも話題になりました。その他に
- 家族割引や光割がないこと
- キャリアメールがない
- 留守番電話機能がない
など色々とこれまで当たり前だった機能が削られていることも分かりました。
ワイモバイルの特徴
ワイモバイルのメリットは
- 安いのに機能やサポートが充実している
という点、ラインモに肉薄する安さながらも機能や店舗サポートなどがソフトバンクと変わりなく受けられます。
デメリットは
- 一人目の契約だとやや高めの設定
という点、家族で3GBを申し込むと990円という破格の設定なのですが、一人目は3GB月額2,178円とやや高いです。
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LINEMOとワイモバイルの比較表
データ通信
ラインモもワイモバイルもデータ通信はソフトバンクと変わらず、格安SIMのようにお昼時間に速度が激遅になりません。この点はどちらも安心してよいポイントです。
ラインモ | ワイモバイル |
---|---|
ソフトバンクと同じ | ソフトバンクと同じ |
エリアや繋がりやすさ
エリアや繋がりやすさも、ソフトバンクと全く同じで、ソフトバンクのつながるところでは、LINEMOもワイモバイルも等しくつながります。ソフトバンクは人口カバー率(エリアの広さ)が99%でほぼ全国でつながります。
ラインモ | ワイモバイル |
---|---|
ソフトバンクと同じ | ソフトバンクと同じ |
通話関連
通話品質もソフトバンクと同じ高品質です。LINEMOとワイモバイルは全く同じなので、仕事や正式な電話が多いという場合も音の遅延や途切れの心配がありません。
ラインモ | ワイモバイル |
---|---|
ソフトバンクと同じ | ソフトバンクと同じ |
ラインモもワイモバイルも通話料金は別なのでソフトバンクと同様30秒22円がかかります。通話が多い方向けに通話オプションが用意されていて以下の表のようになっています。
ラインモ | ワイモバイル |
---|---|
5分間かけ放題:月額550円 完全かけ放題:1,650円 |
5分間かけ放題:月額770円 完全かけ放題:1,870円 |
割引制度
ソフトバンクには家族割引や光割がありますが、ラインモやワイモバイルの場合はどうなるのでしょうか。
ラインモ | ワイモバイル | |
---|---|---|
家族割 | なし | 2人目以降1回線月々1,188円引き |
光セット割 | なし | 月々1,100円引き |
※ワイモバイルでは光割と家族割は併用できずどちらか一方の適用です。
ラインモでは何人契約しても家族割引がないので、家族での乗り換えには不向きかもしれません。
サポート
サポートは以下のようになっています。
ラインモ | ワイモバイル |
---|---|
オンライン・チャット | 店頭・電話・チャット |
まずラインモには店頭サポート、電話サポートがないので、問題発生時は専用チャットでやりとりすることなります。また端末故障時にも店舗ではできず、郵送による交換になります。またSIMの紛失時も即日発行できないので、SIMカードが壊れたりしてしまうと使えない期間が出ます。
ワイモバイルの場合はオンライン申し込みの方も店舗でのサービスが受けられます。
キャリア機能
キャリアのサービスは以下のようになっています。
機能 | ラインモ | ワイモバイル |
---|---|---|
キャリアメール | なし | あり |
留守番電話 | なし | あり |
キャリア決済 | あり | あり |
キャリアメールや留守電が使えないのはちょっと痛いですね。
テザリング
ラインモ | ワイモバイル |
---|---|
無料(20GBまで) | 無料(最大30GBまで) |
テザリングはどちらも契約容量まで無料で行うことができます。LINEMOであれば月20GBの契約なので20GBまで、ワイモバイルであればシンプルプランのS・M・L、それぞれ3GB、15GB、25GBの契約容量まで無料で使えます。
使える端末の違い
ラインモでは端末の販売はありません。自分でネット通販や家電量販店で購入する必要があります。ただ、現在ソフトバンクで使っている端末が古すぎない(3年以内程度)のであれば、ラインモでも引き続き使えますので、端末のことはあまり心配しなくてよいでしょう。
ワイモバイルの場合も、同じソフトバンクの電波なので、相性の問題はほとんど起こりません。ソフトバンクで使っていた端末が3年以内くらいであれば、そのまま使えます。ただのSIMロックの解除は必要になります。
ラインモもワイモバイルも公式サイトに動作確認済み端末リストを掲載しています。念のため今使っている端末が使えるかチェックしたほうがよいですね。
乗り換え方の違い
通常携帯電話会社を乗り換える時は、MNP予約番号という電話引き継ぎのステップが必要です。しかしラインモへの乗り換えでは不要になっています。ソフトバンクという同じ会社のサービスだからですね。
LINEMOの場合
おおまかな流れとしては
- My Softbankで氏名や住所の間違いがないかチェック
- My SoftbankでSIMロック解除の手続きをする
- ネットワーク暗証番号(4桁の数字)を思い出しておく
- LINEMOに申し込みする
となります。
My Softbankへのログインが必要であること、暗証番号を思い出すこと、LINEMOの申し込みページで、乗り換え前の携帯電話会社で「ソフトバンク」を選ぶことがポイントになります。
ワイモバイルの場合
おおまかな流れとしては
- My Softbankで氏名や住所の間違いがないかチェック
- My SoftbankでSIMロック解除の手続きをする
- ネットワーク暗証番号(4桁の数字)を思い出しておく
- ワイモバイルに申し込みする
となります。
My Softbankへのログインが必要であること、暗証番号を思い出すこと、ワイモバイルの申し込みページで、乗り換え前の携帯電話会社で「ソフトバンク」を選ぶことがポイントになります。
違約金・手数料の違い
以前はソフトバンクからラインモ、ソフトバンクからワイモバイルの乗り換えには、違約金がかかっていました。
詳細は⇒違約金と2年縛りの最新情報と違約金を無料にする裏技を紹介!
2021年4月から違約金0円に
朗報です!
- ソフトバンクからラインモへの乗り換え
- ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え
またその逆も全て2021年4月から契約解除料(違約金)、事務手数料、MNP転出料が無料になりました。
従来は手数料や違約金がかかっていましたが、今後のソフトバンク、ラインモ、ワイモバイル間の乗り換えは一切無料で行うことができます。
出典はソフトバンクのプレスリリースページです。
ラインモがおすすめできる方・できない方
ラインモがおすすめできない方
- 店舗でのサポートがないのは不安
- 留守電は必須の機能だ
- 自分で端末を選ぶのは不安
ラインモがおすすめできる方
- ネットやスマホは使いこなしている
- 家族でなく一人で乗り換えたい
- ライン通話などLINEのサービスをよく使う
- 大容量を安く契約したい
- キャリアメールやキャリア決済は使わない
ワイモバイルがおすすめできる方・できない方
ワイモバイルがおすすめできない方
- 無制限など大容量プランが必要
- 最新機種(高額)を安く買いたい
ワイモバイルがおすすめできる方
- 家族で安く乗り換えたい
- 店舗がないのは不安
- 速度に不安がある
- スマホと回線をセットで買いたい
- キャリアメールや留守電は必須
年間で10万節約もできる
現在の契約では、最低でも1GBで3,278円、3GBになると5,000円を超えてしまいます。しかし、ラインモなら20GBで2,728円、ワイモバイルなら3GBを2,178円から使うことができます。一人でも月々2,000円~3,000円の節約になりますが、家族で乗り換えれば月々10,000円も安くすることが可能です。
そうなると年間12万円ものコストダウン、食費や光熱費の節約ではいくら切り詰めても、これほどは節約ができません。
ラインモやワイモバイルへの乗り換えは少し手続きが面倒ですが、1回乗り換えてしまえば、その後ずっと節約し続けることができます。
同じソフトバンク系で速度もエリアも心配もなく、手続きはドコモやauから乗り換えるより簡単で40分程度で終わらせることが可能です。ぜひなるべく早く乗り換えて、高すぎる通信料金を減らしていきましょう。
(PR)ワイモバイルのおすすめポイント
ラインモは色々と機能が制限されていたり、店舗でのサポートがなかったりして不安もありますが、ワイモバイルではほとんどソフトバンクと同じサービスを受けることができます。(ワイモバイル店があるほか、ソフトバンクのショップでもサポートが可能です。)
ワイモバイルのメリットは
何より月額料金がかなり安くなるのはもちろんのこと、
- 速度が速い
- 通話品質がよい
- かけ放題がある
- キャリアの機能が全部使える
- サポートが充実している
- スマホセットが買える
といった点が魅力です!
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