このページでは、ワイモバイルのガラケープランとスマートフォン用のプランを比較しながら詳細を解説しています。
特に断りがない場合、税込み表示になっています。
目次
ワイモバイルのガラケー専用プラン
ワイモバイルには、2021年6月現在もガラケー専用プランが用意されており、ガラケーに限って加入することができます。このガラケー専用プランを「ケータイベーシックプランSS」といい、主に通話機能に特化して格安でかけ放題などができるようになっています。
また現在ワイモバイルで販売されているのは、形はガラケー、中身はアンドロイドのLTE回線機(ガラホ)で、3G回線が終了しても使い続けられるようになっています。
ケータイベーシックプランSS | 料金 |
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基本料金 | 月額1,027円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
かけ放題オプション | +1,100円 |
パケット通信ありの場合 | パケット通信基本料金330円+利用量に応じて0~4,950円のパケット代がかかる |
かけ放題時の月額費用 | 2,127円 |
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ケータイベーシックプランSSはガラケー用のプランで、使った分だけの通話料とパケット代を支払う基本料金プランです。別途料金でかけ放題やパケット定額サービスに加入することができます。
基本料金は月額1,027円、これに加えてデータ通信基本料金のベーシックパック月額330円と、使ったぶんだけのパケット定額サービス(最低0円から最高4,950円まで)がかかります。
通話代とかけ放題
次に通話代について詳しく見ていきましょう。
- ワイモバイル
- ソフトバンク
への通話は1時から21時まで無料かけ放題、21時から午前1時までは30秒につき20円。
これ以外の他社にかける場合や、固定電話にかける場合はいつでも30秒20円がかかります。
かけ放題は2,127円と安い
それではソフトバンクやワイモバイル以外に電話する機会が多い場合や、固定回線電話などへの通話時間が長い場合は、料金は高額になってしまうのでしょうか?
そんな場合は月額1,100円で「スーパーだれとでも定額」オプションをつけることができます。「スーパーだれとでも定額」に加入すれば、auやドコモ・固定回線電話、ワイモバイルとソフトバンクへの21~24時の電話など、回数・時間ともに無制限となります。ただし国内電話のみ対応で、国際電話は別途料金が定められています。
パケット通信料金
ケータイベーシックプランSSは通話のみの契約もできますが、パケット定額通信を付け加えることも可能です。パケット料金は1パケット0.005円です。またデータ通信を行うためには、パケット料金の基本料金である「ベーシックパック」月額330円に必ず加入する必要があります。そのため月額料金は+330で1,357円+使った分だけのパケット料金となります。
基本料金であるベーシックパック以外のパケット量は、使ったぶんだけ支払うので全く使っていない月は0円です。最大の料金は4,950円で、2.5GBまではいくら使っても4,950円です。また2.5GBを超えてしまうと低速通信モードになってしまいます。
低速通信になった場合は通常の速度に戻す「チャージ」をして高速通信に戻すことができ、500MBが550円です。
2年縛りや違約金がない
このケータイベーシックプランSSは2年縛り、3年縛りなどの定期契約はなくいつでも契約と解約が可能です。定期契約がないためいつ解約しても違約金がかかりません。そのため契約してもし自分に合わないと感じれば、翌月の解約も可能です。(短期解約を推奨する意図はありません)
スマートフォン用のプラン
シンプルプランの料金プラン
シンプルプラン | 料金 |
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3GB(S) | 月額2,178円 |
15GB(M) | 月額3,278円 |
25GB(L) | 月額4,158円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
かけ放題の費用 | 月額+1,870円 |
ケータイベーシックプランSSとの違いは、
- ソフトバンク・ワイモバイルへの0~21時の電話が無料ではないこと
- プランにあらかじめ3~25GBのパケット通信料が込みになっていること
- そのためデータ通信をするなら月額料金が圧倒的に安くなること
などです。
ケータイベーシックプランSSでは0.1GB使うだけで4,950円かかるのに対し、シンプルプランであれば月額2,178円で3GBまで無料で通信できます。
シンプルも縛りなし
シンプルプランは2021年2月に登場した縛りがない、違約金がないスマホ用の料金プランです。そのためケータイベーシックプランSSと同じく契約更新月以外に解約しても違約金がかかりません。
ただし一度ケータイベーシックプランSSからプラン変更すると元には戻れませんので、注意が必要です。
シンプルプランは本来スマートフォンやiPhoneの契約をするためのプランですが、現在の取り扱い機種はガラケーの形をしていても中身はアンドロイドのため、スマホ用のプランであるシンプルプランでの契約も可能です。
つまりガラケー専用プランかスマホ用プランどちからから選ぶことができます。それぞれ自分の目的に応じて選べるので、通信費の節約が可能です。
タイプ別に月額料金を比較
ガラケープランを考えるとき、目的を明確にすることが大切です。というのはケータイ用のプランは通話は安いですが、パケット通信は高いという特徴があるためです。
端的にいってしまうと、無制限のかけ放題が必要な方はガラケー専用プランが安いです。
逆にデータ通信をする方はスマートフォン用のプランが安いです。それでは無制限のかけ放題が必要で、パケット通信も少しするという方はどうなるのでしょうか。
結論はスマートフォン用のプランにかけ放題をつけるのが一番お得となります。詳細を見ていきましょう。
ガラケー用プランとスマホ用プランの比較
ケータイベーシックプランSS | 料金 |
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基本料金 | 月額1,027円 |
かけ放題オプション | +1,100円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
コメント | パケット代は利用量に応じて0~4,950円 |
かけ放題時の月額費用 | 2,127円 |
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シンプルプランS | 料金 |
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基本料金 | 月額2,178円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
かけ放題オプション | +1,870円 |
コメント | データ容量は3GBまで込み |
かけ放題時の月額費用 | 4,048円 |
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①パケット通信が必要な方
パケット通信が必要な方はスマートフォン用のプランがお得です。
ガラケープランでもパケット通信は定額パケットサービスに加入すれば、定額でデータ通信をすることができます。パケット通信は重量制で、使った月のみ使った分だけを支払えば良いです。しかし上限が4,950円なのですが、通信できる量がたった0.1GBしかありません。つまり0.1GBで上限に達してしまいます。その後2.5GBまでは高速通信が可能なのですが、2.5GB以降は128KBpsという低速モードになってしまいます。
一方スマホ用のプラン「シンプルプラン」であれば、最低契約価格が2,178円で3.0GBまで高速通信が可能です。2.5GBで4,950円のガラケー用プランと比較すればかなりお得なことが分かります。
②電話のみの方
全くパケット通信はせず、電話機能だけ使うという方には、ガラケー専用プランがお得です。ガラケー専用プランでは月額基本料金とスーパーだれとでも定額(完全かけ放題オプション)をつけた合計金額が、2,127円です。パケット通信は使えませんが、月々2000円強でガラケー時代のような電話のかけ放題が可能です。
③両方必要な方
両方必要な方はスマートフォン用のプランがお得になります。先のようにガラケー専用プランでは、パケット通信が0.1GBまでで4,950円になってしまいますので、月額基本料金1,027円+4,950円+パケットパック330円で、6,307円にも上ります。
そうであれば、スマートフォン用のプランの基本料金(2,178円)にかけ放題オプション(月額1,870円)をつけて4,048円をつけたほうがお得になります。
さらにスマートフォン用のプランは家族割引が適用されるため、家族にワイモバイルユーザが入れば、2人目以降毎月1,188円割引きになるので、2,750円でかけ放題+3GBまでのパケット通信がコミコミで使うことができます。
端末代の支払い
先ほど紹介した月額費用は純粋にSIM回線使用料で、端末代は別にかかります。携帯電話本体の機種代は、一括払いか24回分割、36回分割の3種類から選べるようになっています。
以前は携帯電話は実質0円で購入できる場合が多かったのですが、2年縛りの仕組みがなくなったことから、端末の価格は上がり最低1万円はかかるようになっています。
例えばSimplyであれば一括払いで10,800円、24回分塚払いでは450円、36回分割払であれば300円となっています。
AQUOSケータイ3とDIGNOケータイ3は現在在庫切れで、価格調査することができません。
ガラケーからスマホへの乗り換えは安い

スマホに乗り換えると、ガラケーより通信費が高くなると思われがちです。しかし実際に価格を比較してみると、そうでもないことが分かってきます。
ケータイベーシックプランSS | 料金 |
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基本料金 | 月額1,027円 |
かけ放題オプション | +1,100円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
コメント | パケット代は利用量に応じて0~4,950円 |
かけ放題時の月額費用 | 2,127円 |
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シンプルプランS | 料金 |
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基本料金 | 月額2,178円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
かけ放題オプション | +1,870円 |
コメント | データ容量は3GBまで込み |
かけ放題時の月額費用(1人のみ) | 4,048円 |
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かけ放題時の月額費用(家族割で2人目以降) | 2,860円 |
シンプルプランSは月額3GBの通信費を込みで2,178円、スマホ用のかけ放題オプションは月々1,870円なので、合計すると4,048円。確かに1,800円ほど高いですね。
しかしこの時世、メールやラインが必要不可欠な中、データを全く使わないというというのは難しいことです。ケータイ用のパケット通信は0.1GB(110MB)で4,950円のパケット通信費がかかってしまいますので、ガラケープランで通信してしまうと、2,127+4,950円で7,077円という月額料金になってしまいます。
そうであれば3GBまで高速通信ができて完全かけ放題オプションをつけたスマホ用の「シンプルプランS」のほうが7,077円⇒4,048円で済むようになります。

そうすると4,048円⇒2,860円となり、ほとんどガラケー時代と変わらない料金で維持することができます。
そのためガラケーにしたくても少しでもメールなどパケット通信をする方であれば、ガラケーでスマホ用プランを選ばれるか、スマートフォンへの乗り換えを検討しても良いと思います。(ガラケーの中ではLineアプリが入れられない機種があるので、ご注意ください。)
ガラケーからスマホに乗り換えれば、大画面で文字入力も楽ですし、色々なアプリを自由に入れることができます。通話音質もよくなっています。1人目なら4,048円、家族割なら2,860円ですので、特にご家族で乗り換えれば費用負担はぐっと下げることができます。
さらに60歳以上の方であればかけ放題が1,100円引きなので、1,958円でかけ放題のスマートフォンを持つことができます。
もちろん「ケータイベーシックプランSS」は新料金プランに対応したもので、ベーシックという名前が付いているとおり定期契約なし(2年縛りなし)・違約金なしのプランです。またもちろんスマホ用プランである「シンプルプラン」も定期契約なし(2年縛りなし)・違約金なしのプランですので安心して契約できると思います。

4,000円~で買える高性能スマートフォン端末
スマートフォンの機種代は、高いと思われがちですがワイモバイルオンラインで購入すれば、5,000~8,000円で買える機種もありますので、ガラケーを新しく買い直すより安いケースもでてきます。