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スマホの乗り換えはどのくらい難しい?ステップと難易度を解説

このページではスマホ(ドコモやau、ソフトバンク、格安SIMなどの携帯電話会社)の乗り換えはどのくらい難しいのか、どんな手続きが必要なのか、難易度も解説しています。

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誰でもできる訳ではない

疑問

携帯電話ショップで全部の手続きを任せられるなら誰でも乗り換えられますが、ネットで申し込んだり自分で手続きしたりとなると、誰でもできるという訳ではないのが正直なところです。では、どのくらいの難易度なのでしょうか?

自分での乗り換えが難しい方

  • デジカメやパソコンを一度も使ったことがない
  • インターネットで買い物をしたことがない
  • ドラム式洗濯機の操作を覚えられない
  • オーブンで温度や時間を設定できない(温めボタンしか使ったことがない)

このような方にとって、自分での乗り換えはとても厳しいです。特に80代、90代の高齢の方を中心にデジタル機器を使う習慣がない方にとっては、携帯電話会社のショップでサポートを受けなければ乗り換えは難しいでしょう。

簡単に乗り換えられる方

  • スマホやPCを日常的に使っている
  • ネットショッピングは普通にしている
  • 家電の操作はマニュアルを見なくても大体できる

このような場合は、自分で手続きをして携帯電話会社を乗り換えることは簡単です。ただ初めての方だとやり方が分からない、知らない単語が出てきて難しく感じた、書類を揃えるのが面倒、時間がないなどの理由でつい先延ばししてしまいがちです。

ですが、携帯電話会社の乗り換えはできるだけ早いほうがよいですね。というのは高い通信費を払い続けると、1ヶ月に何千円も損をしてしまい年単位では10万円にもなってしまうことがあるためです。

携帯電話会社の乗り換えは面倒でも報酬10万円の仕事だと割り切れば、乗り換えようという勇気も湧いてきませんか?

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おおまかな流れと作業

MNP

それでは具体的にどんなステップを踏んでいくのかみていきましょう。

流れは以下のようになります。

  1. 今使っているデータ通信量と通話時間を調べる
  2. 乗り換える格安SIM会社を決める
  3. 端末を買い換えるか決める
  4. 乗り換え日を決める
  5. 事前準備をする
  6. 実際に乗り換える

1.今使っている通信通話状況を調べる

スマホ料金プラン

まずドコモ、au、ソフトバンクで現在使っている

  • データ通信量(毎月何ギガ使っているか)
  • 通話時間(1ヶ月何分通話しているか)

をチェックしましょう。

現状が分かることで乗り換え時の格安SIM会社やプランを決めることができます。

調べ方は以下のようになっています。

ドコモの場合

・通信データ量を調べる
My docomoにアクセスする
ネットワーク暗証番号かdアカウントでログインする
「データ通信量」をクリック
詳細で当月分の使用量と直近3日分のデータ使用量が分かる

・通話時間を調べる
My docomoにログインする
料金明細発行サービスで申し込む
5日ほどでSMSで発行をお知らせ
My docomoでチェックする

auの場合

・通信データ量を調べる
My auにアクセスしてログインする
「データ利用量」をクリックする
月間のデータ量や直近3日分などの使用量が分かる

・通話時間を調べる
My auにアクセスしてログインする
オンライン通話時間明細「WEB de 請求書」を申し込む
My auから明細を参照する

ソフトバンクの場合

・通信データ量を調べる
My Softbankにログインする
「使用量の管理」をクリックする
「詳細を見る」をクリックする

・通話時間を調べる
ソフトバンクショップ又は電話から「通話料明細書オプション(月額220円)」に申し込む
申し込むとMy Softbankから参照できるようになる

データ通信量を参照するのは簡単ですが、通話時間を調べるのは意外と厄介ですね。
もし通話時間を手っ取り早く参照したい場合、通話料金から概算することも可能です。

通話料金÷(30秒22円)÷2=推定通話時間

※ただ通話オプションに加入している場合は、推定は困難です。

2.乗り換え先の格安SIM会社を決める

SIMカード

現在の状況が分かったら、次に乗り換え先の格安SIM会社を決めましょう。格安SIM会社にはそれぞれ特徴があり、

  • 電話が多い方向け
  • 大容量の通信が必要な方向け
  • ほとんど待受の方向け
  • 徹底的に安くしたい方向け
  • 安さも大事だが速度や快適さを重視したい

など様々なタイプに最適な携帯電話会社が見つかるはずです。

タイプ別の詳しい格安SIM会社の特徴は以下のページで解説していますので、チェックしてみてください。
格安SIM会社の特徴とメリット・デメリット

ここではざっくりと結論だけ書かせていただきます。

目的 機能 最適なSIM会社
家族で乗り換えたい 家族割引などが安い IIJmio
ワイモバイル
通話することが多い かけ放題オプションが安い b-mobile
ワイモバイル
通信量が多い(月10GB以上) 大容量が安い b-mobile
ワイモバイル
イオンモバイル
留守電やキャリアメールは必須機能 機能あり UQモバイル
ワイモバイル
やはり店舗がないのは不安 店頭サポートがある ワイモバイル
通信速度は譲れない 速度がキャリアと同じ UQモバイル
ワイモバイル
とにかく安くしたい 業界最安プランがある IIJmio
OCNモバイル
イオンモバイル
BIGLOBEモバイル
クレジットカードを持っていない 口座振替がある ワイモバイル
独自のサービスを使いたい ユニークな機能がある mineo
IIJmio
BIGLOBEモバイル
月によって使用データ量が異なる 従量制プランがある b-mobile
IIJmio

3.端末を買い換えるか決める

iPhone
乗り換えたい格安SIM会社が決まったら、次は端末をどうするのか決めましょう。

  • 今使っているスマホを使う
  • 新しく買い直す

のいずれかになります。

今使っているスマホを使う

iPhoneの場合

iPhoneの場合、比較的新しいもの(2015年6月以降の発売)であれば、今使っているiPhoneをそのまま使うことができます。携帯電話会社を乗り換える時はSIMロックの解除が必要ですが、それができるのが2015年6月以降の発売品のためです。

iPhoneは電波の問題もないため、SIMロックさえ解除すればどこの携帯電話会社でも支障無く使えます。

Android端末の場合

Android端末の場合、電波の対応状況や細かい動作の対応状況から端末は買い換えた方が安心です。例えばドコモからワイモバイルのような乗り換えでは、ドコモ端末はワイモバイルの電波に対応していないためです。

乗り換えたい格安SIM会社が動作確認済み端末リストを公開しているので、今使っているスマホが使えるのか必ずチェックしましょう。

買い直す場合

買い直す場合、乗り換え先の格安SIM会社で販売しているものを買うのが安心です。ただ電波などの詳しい知識を持っている方であれば、自分で家電量販店やネット通販で調達しても全く問題ありません。

ただ格安SIM会社では時折乗り換えキャンペーンを行っていて、通販や電器屋で買うより安く買える場合も多いです。

4.乗り換え日を決める

更新月・2年縛り・2年契約

乗り換え先と端末の調達方法が決まったら、乗り換え日を決めていきましょう。このタイミングが結構重要です。

ドコモ、au、ソフトバンクでは2年縛りという契約上の決まりがあって、契約更新月でないと違約金を取られてしまいます。そのため契約更新月(3ヶ月間)の間に乗り換えることが望ましいですね。(契約更新月がいつかは、My docomoなどマイページで調べることができます)

ただ契約更新月が3ヶ月以上先の場合、10,450円(税抜き9,500円)の違約金を支払ってでも乗り換えた方が結果的には安くつきます。

※ただauとソフトバンクでは違約金をなくす裏技があります。格安SIM会社に乗り換えると月5,000円安くなることもざらにあります。そうなるとたった2ヶ月で違約金を取り返すことができるのですね。

詳しくは以下のページを参照してください。
違約金と2年縛りの最新情報と違約金を無料にする裏技を紹介!

タイミングにはもう一つポイントがあります。それは何日に乗り換えをするかということです。

乗り換えには発送や本人確認など数日の時間がかかります。その間に月をまたいでしまうと二重に料金を請求されて損してしまいます。そのため早め(6月に乗り換えたいのであれば、6月10日~6月15日など)に乗り換えて続きを始めることをおすすめします。一番遅くても6月15日に乗り換えを始めれば、ぎりぎり6月30日までに乗り換えを終わらせることができるはずです。

乗り換え先は日割り計算されることが多いですが、乗り換え元では通常、月額料を満額請求されます。

ここで具体的なスケジュールは

  • 6月14日 書類などを準備する
  • 6月15日 申し込み
  • 6月18日 本人確認終了
  • 6月18日 発送
  • 6月20日 到着
  • 6月21日 開通手続き

のようなイメージをしていただければと思います。

5.事前準備をする

ドコモ、au、ソフトバンクではキャリアメールを使っていたと思われますが、これは乗り換えと同時に消失してしまいます。そのため契約があるうちにバックアップしておく必要があります。

またポイントがたまっている場合も、乗り換えと同時に消滅してしまいますので、先にポイントの消費もしておきましょう。

6.実際に乗り換える

ソフトバンクからワイモバイル

ここまでたどり着けば、あと40分で乗り換え作業を終わらせることができます。

ここでは概略を記載しています。詳しい流れは以下のページで確認できます。
2021年版 ワイモバイルに不通期間なしでMNP乗り換えする方法を解説

必要なものを揃える

まず乗り換えに必要なものを揃えましょう

  • 本人確認書類
  • 本人名義のクレジットカード又は本人名義の銀行口座

この2つを揃えてから申し込むようにしましょう。

MNP予約番号を取得する

MNP予約番号の取得は、今使っている電話番号をそのまま使い続けるための手続きです。MNP予約番号は〇〇桁の番号で、マイページや電話、ショップで発行することができます。※有効期限があり発行後15日で失効するため、乗り換えぎりぎりに取得するようにしてください。

申し込む

乗り換えたい格安SIM会社に申し込みます。このときMNP予約番号や買いたいスマートフォンを選んだり、本人確認書類を写真で送ったりします。

開通手続きをする

審査を通過するとSIMカードとスマホ端末が発送されます。自宅に届いたら電話番号の開通手続き(開通センターに電話する)を行います。

初期設定をする

前の端末(SIMカード)が使えなくなって、新しいSIMカードが有効になったら、SIMを差し込んでスマートフォンの初期設定をしましょう。

詳しい流れは以下のページで確認できます。
iPhone/Android版 ワイモバイルAPNの設定方法を解説!

格安SIMの市場は伸びている

今から6年前、格安SIMと呼ばれる携帯電話会社を使っている方はほとんどいませんでした。

統計

出典:ITmedia mobile

しかしその後ドコモ・au、ソフトバンクの通信料金の高さから、格安SIMに乗り換える流れができはじめ、今では全契約数の20.6%がドコモ・au、ソフトバンクから格安SIMに乗り換えています。数にすると1,500万回線です。

最初は手続きも難しく費用も高く取られていましたが、今では各種手数料が無料になり、手続きも簡素化してとても乗り換えやすくなっています。

こちらのグラフをご覧ください。

統計

出典:MMD研究所

大手携帯電話会社を契約している方は月々7,000円払うことも少なくありません。
でも格安SIMに乗り換えてしまった方は平均月々2,000円まで下がり、非常にお得です。

遅れると毎月損をしてしまう大手携帯電話会社、この機会にぜひ乗り換えをがんばりましょう。

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