このページでは、ソフトバンクからワイモバイルにMNP(電話番号そのまま移行)で乗り換える方法やいくらかかるのか費用や注意点を解説しています。
なおワイモバイルでは、ソフトバンクからのMNP乗り換えのことを「番号移行」と呼んでいます。
特に断りがない場合、税込み表示になっています。
目次
このページで乗り換えられる方
ソフトバンクからワイモバイル乗り換える方の中には、ソフトバンクを解約してワイモバイルに乗り換える方、ソフトバンクで使っていた電話番号をそのまま引き続き使いたい方(MNPで乗り換える方)がいると思います。
このページではMNPで電話番号を引き継いで乗り換える方法を紹介しています。ソフトバンクを解約してワイモバイルに乗り換える方はMNPの説明項目を飛ばして読んで下さい。
出典:ソフトバンク
このページでは
- ソフトバンクのスマホを利用している方
- ソフトバンクのガラケーを利用している方
が対象です。
家族でソフトバンクを契約している方の場合も、自分一人でソフトバンクを契約している方も乗り換えられます。
電話番号を引き継ぐ場合MNPを行いますが、ワイモバイルに乗り換える場合、電話番号が使えなくなってしまう期間はほぼゼロ(10分程度)です。
そもそもMNPとは?解約との違いとは
出典:ドコモ
MNPは今まで使っていた電話番号を携帯会社を変えてもそのまま使えるようにする手続きです。MNPをするとソフトバンクで使っていた電話番号をそのままワイモバイルで使うことができます。
解約は電話番号を引き継がずに回線を解約することです。
そのため解約すると今まで使っていた電話番号を失うことになります。
MNPで電話番号を引き継ぎたい方は、うっかり解約してしまわないように注意しましょう。そうなると電話番号を元に戻せなくなってしまいます。
MNP乗り換えに必要なもの
MNP予約番号- 本人確認書類
- 本人名義のクレジットカード
まず、ソフトバンクからワイモバイルへのオンラインストアでのMNP手続きでは、MNP予約番号が不要です。発行してしまうとワイモバイルを開通出来なくなるので、発行しないようにしてください。
ワイモバイルでは口座振替にも対応しています。しかしオンラインで申し込む場合はクレジットカードのみの対応になっていますので、口座振替で申し込みたい方はワイモバイルのショップに出向くようにしてください。
本人確認書類、本人名義のクレジットカードを用意しておきます。
本人確認書類はワイモバイルに提出するもので運転免許証や保険証、日本国パスポート、マイナンバーカードなどが主なものです。
マイナンバーカード、運転免許証を持っている方は運転免許証だけで構いません。しかし保険証などを使いたい場合は補助書類として住民票や公共料金の支払い明細書などが必要になりますので、あらかじめ用意しておきましょう。
乗り換えにかかる費用
かつてMNPで乗り換えたり解約したりするとき、様々な手数料がかかっていました。しかし2021年6月現在、MNPでの手数料は無料になり、また契約時の事務手数料も無料になっています。
MNP転出料 0円
違約金 9,500円(契約更新月でない場合)
②ワイモバイルに支払う料金
契約事務手数料 0円(オンラインの場合)
契約事務手数料 3,300円(店舗の場合)
ここで違約金とは、ソフトバンクのかつての2年契約で縛りがあるコースの方の場合です。現在ソフトバンクで2年縛りのない料金プランを契約している方は、契約更新月でなくても、解約手数料(違約金)0円で乗り換えることが可能です。
解約の方も同じように2年縛りのある料金プランからの乗り換えなら違約金が必要です。
2021年4月から違約金0円に
朗報です!
- ソフトバンクからラインモへの乗り換え
- ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え
またその逆も全て2021年4月から契約解除料(違約金)、事務手数料、MNP転出料が無料になりました。
従来は手数料や違約金がかかっていましたが、今後のソフトバンク、ラインモ、ワイモバイル間の乗り換えは一切無料で行うことができます。
出典はソフトバンクのプレスリリースページです。
スマホ端末の準備をする
今使っているスマートフォンをそのままワイモバイルで使うのか、ワイモバイルのオンラインストアで新しく買い直すのか決めておく必要があります。
現在のスマホを使いたい場合、どちらもソフトバンクの電波を使うため、相性の問題はありません。ですがワイモバイルで使えるか一応動作確認済み端末一覧でチェックしたほうがよいでしょう。テザリングなど一部の機能が対応していないことがあります。
スマートフォンの種類別に、こちらで動作確認済み端末を紹介しています。
もしこちらの一覧に載っていない場合は、ワイモバイルで使うことができないため、ワイモバイルで新しい機種を買うか、家電量販店などでSIMフリー端末を購入する必要があります。
あまり詳しくないという方は、ワイモバイルのオンライン(確実に動作確認済されている)で販売されている端末の購入をおすすめいたします。
なおiPhoneの場合はドコモ・au・ソフトバンク(ワイモバイル)の周波数帯に対応しているので問題ありません。
現在利用しているスマホを使う場合
現在使っているスマホを使う場合は、スマホ端末のSIMロック解除が必要になります。
ワイモバイルはソフトバンク回線なのですが、ソフトバンクのSIMロックがかかっていると使えません。必ずSIMロックを解除してください。アンドロイド端末では2015年5月以降に発売されたもの、iPhoneシリーズであればiPhone 6s以降はSIMロックの解除をすることができます。
ソフトバンクのSIMロックの解除方法
オンライン上から手続きする
簡単なのはオンラインで手続きする方法です。
まず端末のIMEI番号を控えます。
iPhoneの場合、設定 ⇒ 一般 ⇒ 情報 ⇒ IMEIとタップしていくことで表示できます。
Android端末の場合、機種によりますが、設定 ⇒ 端末情報 ⇒ IMEIとたどるとIMEIを確認することができます。
次にこちらのSIMロック解除ページにアクセスします。そしてSIMロックを解除する機種をチェックしIMEI番号を入力します。
そして手続き内容SIMロック解除を申し込むをクリックし、SIMロック解除の注意事項に同意した後、次へをクリックします。
※既にソフトバンクを解約してしまっていても、SIMロックの解除ができますので、その場合は契約無しの場合のSIMロック解除方法をご覧ください。
ソフトバンクショップで解除する
自分でSIMロック解除をするのは心配という方はソフトバンクショップで解除してもらいましょう。
ソフトバンクのお店では本人確認書類とSIMロックを解除したいiPhoneを持参し、本人確認書類を提出した後、SIMロックを解除したいと伝えます。
そうすると30分程度でSIMロックの解除を行ってくれます。なお店舗でSIMロックの解除を行った場合は3,300円の手数料がかかります。
事前に行うべきこと
キャリアメールのバックアップ
スマホ本体を乗り換える場合はアプリのデータ通話履歴やLineのトークなどをバックアップして新しいスマホに復元することになります。
このようなバックアップはワイモバイルに乗り換えた後もゆっくりとできます。ただし先に行わないといけないことがあります。それはキャリアメールのバックアップです。
ソフトバンクのキャリアメールは解約してしまうとサーバーから削除されて後で閲覧することが出来なくなってしまいます。そのため必ずソフトバンクの契約が有効なうちにバックアップするようにしてください。
ポイントを利用する
次にソフトバンクでポイントが貯まっている場合は先に利用するようにしてください。乗り換えてしまうとポイントがなくなってしまいます。
MNPのタイミング
まずソフトバンクで定期契約なしの料金プランを使っている場合、更新月の概念がないため、タイミングという心配はありません。
いっぽう2年縛りの場合、もうすぐ契約更新月が近づくという場合はその月まで待った方がいいですね。しかし契約更新月が6ヶ月以上後という場合には、違約金を払ってでも乗り換えた方が結果的には安くなりますね。
乗り換える日取りですが、月末ぎりぎりにソフトバンクから乗り換えすると乗り換え処理が翌月まで長引き、2ヶ月の料金が請求されてしまう心配があります。そのため無駄に料金が請求されないように乗り換える日を計算して決める必要があります。
例えば3月25日に乗り換え手続きを始めると4月にまたがって4月の料金も請求されてしまいます。そのため月初めから月半ばぐらいに(3月1日~14日など)MNP番号予約して早めに乗り換え手続きを完了させましょう。
その月内で乗り換え手続きが完了すると、ソフトバンクへの支払いは3月分まで満額支払うことになり、ワイモバイルに支払う料金は3月分を残りの日数で日割り計算したものになります。
MNPで乗り換えた場合、MNPが成功した時点で自動的にソフトバンクは解約手続きが行われますので、自分で解約手続きをする必要はありません。
MNP乗り換えの大まかな流れ
- 乗り換え日を決める
- SIMロックを解除する
MNP予約番号を取得する- 必要なものを揃える
- ワイモバイルに申し込みする
- SIMカードやスマホが発送される
- 自宅に到着する
- 電話番号の切り替えを行う
- スマホ本体の初期設定を行う
乗り換え日を確認する
まず余裕を持った日程で乗り換える手続きを行う日を決めます。
端末のSIMロック解除
次にSIMロックがかかっている端末はSIMロックを解除しましょう。ドコモ・au・ソフトバンクで2015年10月以降に購入した端末なら、無料で解除できるので契約があるうちにオンラインでロック解除作業をしておいてください。
SIMフリー版はSIMロックがかかっていないので、そのまま次に進んで下さい。
MNP予約番号を取得する
ソフトバンクからワイモバイルへのオンラインストアでのMNP手続きでは、MNP予約番号が不要です。発行してしまうとワイモバイルを開通出来なくなるので、発行しないようにしてください。
ワイモバイルに申し込む
流れは以下のようになっています。
電話番号を引き継いで乗り換える方
必要なものが揃ったところで、実際に申し込みましょう。
オンラインストアの開いた左横に「SIM」という項目があるので、そちらをクリックします。SIMカードの購入が開くので、そのまま
- SIMカードのサイズ(現在はほとんどがnano-SIMです)
- 契約方法
- プラン
- 任意でオプション
を選択します。
料金明細へをクリックすると明細項目が出てくるので、正しいか確認します。事務手数料が無料になっていることを確認します。
その後、重要説明事項に目を通し、メールアドレスや電話番号を入力します。
その後本人確認書類を写真に撮ってアップロードします。運転免許証やマイナンバーカードなど写真付きの証明書は1枚でOKですが、健康保険証などでは、住民票などの補助書類もアップロードします。
住所やパスワード、カード情報などを入力します。
最後に重要説明事項を再度確認して申し込みボタンを押します。
申し込みが完了すると受注番号が発行されるので、SIMカードが届くまで保管しておきます。
以上で申し込み手続きは終わりです。
数日後にSIMカード・スマートフォンが宅急便で送られてきます。
電話番号の切り替え(都合の良い時間に開通センターに電話)
ワイモバイルではSIM到着後、自分の都合の良い時間に切り替えて続きを行えるようになっています。(以前は自動切り替えでタイミングが合わないことがありましたが、現在では自由なタイミングで切り替えられます)
方法は、送られてきた箱に同梱されているパンフレットに書いてある、開通センターの電話番号(0800-100-1847)に電話します。
電話は自動音声で、まず切り替えたい電話番号を入力し、案内に従って契約時に決めた暗証番号(4桁)を入力します。その後切り替えをするための確認として1を押し、電話を切ります。
また回線切り替え専用窓口は10:00~19:00のみの対応です。
前のSIMカードが使えなくなったら新しいSIMを差し込む
数分~10分程度で以前のSIMカードが使えなくなります。これが切り替えのサインです。その後前のSIMカードを廃棄し、新しいSIMカードを差し込みます。(管理人の場合、17:15に切り替えの電話をして17:25には古いカードが使えなくなり、新しいカードが有効になりました。)
APN設定をする
新しいSIMカードを使用するための初期設定をします。
Android端末の場合は設定画面からモバイルネットワークの開き、その中からアクセスポイント名(APN)の設定画面を開きます。
次に右上のアイコンをタップし、新規でワイモバイルのAPN設定を作成して保存します。必要な項目は以下の通りです。
- 名前:「Y!mobile」※自由に付けられる
- APN:「plus.acs.jp」を入力
- ユーザー名:「ym」を入力
- パスワード:「ym」を入力
- 認証タイプ:「CHAP」を選択
- MMC :「440」
- MNC:「20」
- MMSC:「http://mms-s」
- MMSプロキシ:「andmms.plusacs.ne.jp」
- MSSポート:「8080」
- APNタイプ:defソフトバンクlt,mms,supl,hipri
入力し終わったら保存を押して少々待ちます。
iPhoneの場合は、バージョンにより自動的に使えるようになるほか、手動では構成プロファイルのダウンロードとインストールで設定することができます。
設定が正しければこれで、新しいSIMカードが使えるようになっています。Wi-Fiをオフにしてデータ通信ができるかどうか、通話は問題無いかチェックします。
詳しい設定方法はこちらのページで解説しています。
MNP乗り換えのまとめ
- 電話番号を引き継ぎたい場合はMNPする
- MNPしたい場合は解約しないように注意
- MNPをすると自動的に解約になる
- 不通期間はほぼゼロ
- 番号の切り替えは自分でタイミングを決められる