2021年3月から運用開始(先行エントリー受付中)のソフトバンクの新料金「ラインモ」とワイモバイルで2月18日から申し込める「シンプルS/M/L」について、価格や申し込み方法、手数料などを比較していきます。
新料金プランとは
新料金プランとは、2021年から運用開始のこれまでより安価なスマホ回線契約プランのことで、各社が発表しています。なかでも大手キャリアである「ドコモ・au・ソフトバンク」が一斉に大容量なのにこれまでとは破格のプランを発表して、大手キャリアだけでなく、格安SIM会社(MVNO)も巻き込んだ大注目のプランとなっています。
その新料金プランでは、
- ドコモがahamo(アハモ)
- auがpovo(ポヴォ)
- ソフトバンクがSoftbank on Line (ラインモ)
を発表しており、料金プランや手数料などは以下のようになっています。
<ソフトバンクとワイモバイルのプラン>
プラン比較 | ワイモバイル(1回線,2回線~) | ラインモ |
---|---|---|
3GB | 900~1,980円 | 2,980円 |
15GB | 1,900~2,900円 | 2,980円 |
25GB | 2,700~3,780円 | 該当なし |
申し込み | オンライン | オンライン |
サービス | 店舗・オンライン | オンライン |
無料通話 | なし | あり |
国内5分かけ放題 | +700円 | 込み |
無制限かけ放題 | +1,700円 | +1,000円 |
高速データ使い切り後 | 300kbps/1Mbps | 1Mbps |
5G対応 | 無料 | 無料 |
海外利用 | 150カ国で込み | 未定 |
テザリング | 無料 | 無料 |
家族割 | 1,080円引き | なし |
キャリアメール | あり | なし |
電話番号引き継ぎ(MNP) | 可 | 可 |
故障時対応 | 店頭あり | オンラインのみ |
2年縛り(2年契約) | なし | なし |
違約金(契約解除手数料) | なし | なし |
事務手数料 | オンラインなら無料、店舗では3,000円 | 無料 |
ラインモとシンプルプランを比較!
ラインモとシンプルプランを比較してみましょう。
まず料金プランですが、ワイモバイルは1回線目と2回線目で価格が異なります。また契約ギガ数に応じて3種類のプランが用意されています。いっぽうラインモは一律料金です。
申し込み方法にも違いがあります。ワイモバイルはラインモと店頭(店頭)で契約可能ですが、Softbank on Lineはオンライン申し込みとLineからの申し込みに限定されています。アフターサービスも同じくワイモバイルは店頭でも可能、ラインモはオンラインチャットなどのみです。
通話代についてはラインモにはかけ放題があり、2,980円の価格に5分間かけ放題が込みで付いています。無制限のかけ放題にしたい場合は、+1,000円追加で加入できます。一方、ワイモバイルのシンプルには無料通話は含まれておらず、使いたい場合に有料で追加する仕組みになっています。料金は10分間かけ放題(+700円)、無制限のかけ放題(+1,700円)の2つです。
5G通信サービスはワイモバイルは無料で対応済みです。またラインモもワイモバイルも5G対応の予定です。ただしどちらも5G通信に対応したスマートフォンが必要です。
海外ローミングは、ワイモバイルが150カ国で込み価格、Softbank on Lineは未定になっています。またテザリングはどちらとも無料で可能です。
家族割引に関しては、ワイモバイルは2回線目以降、1回線当たり1,080円引きですが、Softbank on Lineでは割引きなしです。
違約金や2年縛りはラインモは違約金(契約解除料)、事務手数料は無料になり、2年縛り(最低契約期間)は撤廃されました。一方ワイモバイルのシンプルでは2年縛りなし、契約解除料もなし、事務手数料もオンラインなら無料、店頭では3,000円となっています。MNP転出料については調査中です。
ラインモがおすすめな方
ソフトバンクの新料金プランのほうがよいという条件は
- ソフトバンクの端末を使い続けたい
- 大容量を契約したい
- サポートがオンラインでも大丈夫
- 1回線のみ契約したい
- Lineトークや通話をよく使う
またドコモやauとは通信方式とバンドが異なるので、auやドコモの端末は使えないことがあります。ですがソフトバンク同士の変更なので使っている端末がそのまま使えます。ただしSIMロックの解除は必要になります。また20GBなど大容量を契約したい場合でも一律料金2,980円で使えてお得です。
そして通話プランは5分間かけ放題が込みになっています。5分以内の通話であれば2,980円の基本料金内で使えます。電話を無制限のかけ放題にしたい場合は、プラス+1000円でオプションに加入できます。
またドコモのahamoと同じく廉価プランのため高コストの店頭サポートがありません。申し込みや故障時、不明点がある場合など、全てオンラインチャットでの対応となっています。
ワイモバイルがおすすめの方
一方ワイモバイルの新料金プランがよいという場合は
- 家族で乗り換える場合
- 複数回線契約する場合
- キャリアメールが必要な方
- オンラインだけのサービスでは不安な方
という場合です。
ワイモバイルのシンプルS/M/Lはソフトバンクの電波を使っていて、ソフトバンクが使えるところはどこでも繋がります。また必要なギガ数に応じてプランを選択できるので、少量契約の方でも無駄がありません。2回線目以降10回線目まで1回線当たり1,080円割引きがあるので、複数契約したい場合や家族で乗り換える時に低価格で契約できます。