このページでは、ワイモバイルのガラケー専用プラン「ケータイベーシックプランSS」について料金や縛り、契約できるガラケー、以前のケータイプランSSやシンプルプランとの違いについて解説しています。
特に断りがない場合、税込み表示になっています。
目次
ケータイベーシックプランSSとは
ケータイベーシックプランSS | 料金 |
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基本料金 | 月額1,027円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
かけ放題オプション | +1,100円 |
パケット通信ありの場合 | パケット通信基本料金330円+利用量に応じて0~4,950円のパケット代がかかる |
かけ放題時の月額費用 | 2,127円 |
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ケータイベーシックプランSSはワイモバイルのガラケー用のプランで、使った分だけの通話料とパケット代を支払う基本料金プランです。別途料金でかけ放題やパケット定額サービスに加入することができます。
基本料金は月額1,027円、これに加えてデータ通信基本料金のベーシックパック月額330円と、使ったぶんだけのパケット定額サービス(最低0円から最高4,950円まで)がかかります。
2縛りや違約金がない
このケータイベーシックプランSSは2年縛り、3年縛りなどの定期契約はなくいつでも契約と解約が可能です。定期契約がないためいつ解約しても違約金がかかりません。そのため契約してもし自分に合わないと感じれば、翌月の解約も可能です。(短期解約を推奨する意図はありません)
通話料金
次に通話代について詳しく見ていきましょう。
- ワイモバイル
- ソフトバンク
への通話は1時から21時まで無料かけ放題、21時から午前1時までは30秒につき20円。
これ以外の他社にかける場合や、固定電話にかける場合はいつでも30秒20円がかかります。
かけ放題は2,127円と安い
それではソフトバンクやワイモバイル以外に電話する機会が多い場合や、固定回線電話などへの通話時間が長い場合は、料金は高額になってしまうのでしょうか?
そんな場合は月額1,100円で「スーパーだれとでも定額」オプションをつけることができます。「スーパーだれとでも定額」に加入すれば、auやドコモ・固定回線電話、ワイモバイルとソフトバンクへの21~24時の電話など、回数・時間ともに無制限となります。ただし国内電話のみ対応で、国際電話は別途料金が定められています。
パケット通信
ケータイベーシックプランSSは通話のみの契約もできますが、パケット定額通信を付け加えることも可能です。パケット料金は1パケット0.005円です。またデータ通信を行うためには、パケット料金の基本料金である「ベーシックパック」月額330円に必ず加入する必要があります。そのため月額料金は+330で1,357円+使った分だけのパケット料金となります。
基本料金であるベーシックパック以外のパケット量は、使ったぶんだけ支払うので全く使っていない月は0円です。最大の料金は4,950円で、2.5GBまではいくら使っても4,950円です。また2.5GBを超えてしまうと低速通信モードになってしまいます。
低速通信になった場合は通常の速度に戻す「チャージ」をして高速通信に戻すことができ、500MBが550円です。
パケット通信量の目安
ワイモバイルの公式サイトによると添付ファイル付きのメールの送信は1通あたり約500KB、ニュースサイトの閲覧の場合1ページあたり300KB程度、これをパケットに直してみましょう。
500KBということはパケットに換算すると4,000パケット、1パケットは0.005円なのでこれを掛け算するとメール一通20円という計算になります。
ネット閲覧の場合は1ページ300KBですので、パケットに直すと2,400パケット、1パケットは0.005円ですので、ウェブページ1枚の閲覧に12円かかるという計算になります。
契約できるガラケー機種
現在ワイモバイルでケータイベーシックプランSSを契約できるガラケーは、
- Simply
- AQUOSケータイ3
- DIGNOケータイ3
の3種類となっています。
ただオンラインで在庫があるのはSimplyのみで、AQUOSケータイ3は在庫切れ、DIGNOケータイ3も購入不可となっています。
この3種のケータイについて、それぞれAndroidがベースになったガラホとなり、3G回線、4G(LTE)回線の利用とWi-Fi接続、テザリングなどが可能で、スマホ用のプランである「シンプルプラン」の選択も可能です。
ケータイプランSSとの違いは
ケータイプランSSは2019年9月30日で新規申し込みを終了しました。
2年縛りと違約金がある
ケータイベーシックプランSSとの違いは、2年縛りの定期契約であること、そのため更新月以外に解約すると違約金がかかってしまうことです。それ以外の違いには若干月額料金が異なる点があげられます。
違約金免除条件
今までケータイプランSSを契約してきた方は、ケータイベーシックプランSSにプラン変更する時、違約金がかかってしまうのでしょうか?
実は公式サイトでは、以下のような記述があります。
「契約更新月」以外の期間に、回線の解約や、契約期間が2年間未満の料金プランへ変更される場合は、契約解除料として9,500円がかかります。ただし、2021年6月1日以降に、「シンプルS/M/L」「スマホベーシックプラン(タイプ1)」あるいは「ケータイベーシックプランSS」へプラン変更のお申し込みをするお客さまについては、契約解除料を免除します。
つまり2021年6月1日を過ぎた現在では、シンプルプランやケータイベーシックプランSSなどにプラン変更する場合は、契約更新月でなくても、違約金なしで変更することができるのですね。
シンプルプランとの違いは
シンプルプランの料金プラン
シンプルプラン | 料金 |
---|---|
3GB(S) | 月額2,178円 |
15GB(M) | 月額3,278円 |
25GB(L) | 月額4,158円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
かけ放題の費用 | 月額+1,870円 |
シンプルプランは本来スマートフォンやiPhoneの契約をするためのプランですが、現在の取り扱い機種はガラケーの形をしていても中身はアンドロイドのため、シンプルプランでの契約も可能です。
ケータイベーシックプランSSとの違いは、
- ソフトバンク・ワイモバイルへの0~21時の電話が無料ではないこと
- プランにあらかじめ3~25GBのパケット通信料が込みになっていること
- そのためデータ通信をするなら月額料金が圧倒的に安くなること
などです。
ケータイベーシックプランSSでは0.1GB使うだけで4,950円かかるのに対し、シンプルプランであれば月額2,178円で3GBまで無料で通信できます。
シンプルも縛りなし
シンプルプランは2021年2月に登場した縛りがない、違約金がないスマホ用の料金プランです。そのためケータイベーシックプランSSと同じく契約更新月以外に解約しても違約金がかかりません。
ただし一度ケータイベーシックプランSSからプラン変更すると元には戻れませんので、注意が必要です。
最低維持費が異なる
シンプルプランはパケット通信(データ容量)ごとに3種類のプランが用意されています。データ料金が初めから込みのため、通話だけで良いという方にはやや高いプランになります。
またスーパーだれとでも定額(S)という完全かけ放題のオプションの価格が異なります。(ケータイベーシックプランSSではオプション料1,100円だが、シンプルプランでは1,870円かかる)
そのためデータを一切使わない方の最低維持費は
- ケータイベーシックプランSSで1,027円
- シンプルプランのSでは2,178円
データを使う方(0.1GB以上)の最低維持費は
- ケータイベーシックプランSSで5,977円
- シンプルプランのSでは2,178円
となりかなりの差が出ます。
月額料金の比較
ケータイベーシックプランSS | 料金 |
---|---|
基本料金 | 月額1,027円 |
かけ放題オプション | +1,100円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
コメント | パケット代は利用量に応じて0~4,950円 |
かけ放題時の月額費用 | 2,127円 |
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シンプルプランS | 料金 |
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基本料金 | 月額2,178円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
かけ放題オプション | +1,870円 |
コメント | データ容量は3GBまで込み |
かけ放題時の月額費用 | 4,048円 |
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ケータイベーシックプランSSでできること
通話のみ契約が可
ケータイベーシックプランSSでは通話のみ契約が可能です。
SMSが可
通話のみ契約であっても、携帯電話番号についている機能のため、SMSの送受信は可能です。
シンプルプランへ変更が可
シンプルプランへの変更が可能ですが、逆はできません。
ケータイベーシックプランSSでできないこと
家族割引は無し
家族割引は非対応でシンプルプランなどを契約している家族がいても、家族割引はありません。
持ち込みでの契約は不可
2021年6月時点では、端末を持ち込みSIM回線だけ契約することはできません。
スマホやiPhoneの契約も不可
そのため今使っているスマホのSIMをプラン変更でケータイベーシックプランSSにすることはできませんし、iPhoneやスマートフォンを契約するとき「ケータイベーシックプランSS」を選ぶこともできません。
かけ放題を最安にするなら
ケータイベーシックプランSSでは、完全かけ放題が+1,100円でつけることができます。そうすると基本料金1.027円+1,100円で2,127円と2000円強でかけ放題端末を持つことができます。
電話の機会が多い方やデータ通信はしないという方におすすめのプランです。
ガラケーからスマホへの乗り換えは安い
そろそろガラケーからスマートフォンに乗り換えを検討されている方もいらっしゃると思います。しかし問題は月額の通信料金。スマホに乗り換えると、ガラケーより通信費が高くなると思われがちです。しかし実際に価格を比較してみると、そうでもないことが分かってきます。
ケータイベーシックプランSS | 料金 |
---|---|
基本料金 | 月額1,027円 |
かけ放題オプション | +1,100円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
コメント | パケット代は利用量に応じて0~4,950円 |
かけ放題時の月額費用 | 2,127円 |
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シンプルプランS | 料金 |
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基本料金 | 月額2,178円 |
電話代は別途 | 30秒20円 |
かけ放題オプション | +1,870円 |
コメント | データ容量は3GBまで込み |
かけ放題時の月額費用(1人のみ) | 4,048円 |
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かけ放題時の月額費用(家族割で2人目以降) | 2,860円 |
シンプルプランSは月額3GBの通信費を込みで2,178円、スマホ用のかけ放題オプションは月々1,870円なので、合計すると4,048円。確かに1,800円ほど高いですね。
しかしこの時世、メールやラインが必要不可欠な中、データを全く使わないというというのは難しいことです。ケータイ用のパケット通信は0.1GB(110MB)で4,950円のパケット通信費がかかってしまいますので、ガラケープランで通信してしまうと、2,127+4,950円で7,077円という月額料金になってしまいます。
そうであれば3GBまで高速通信ができて完全かけ放題オプションをつけたスマホ用の「シンプルプランS」のほうが7,077円⇒4,048円で済むようになります。
そしてもう一つ大事なのが、スマホ用プランは家族割引ができること。家族や友人にワイモバイルのユーザがいれば、家族割引が適用され、1人月額1,188円引きになります。
そうすると4,048円⇒2,860円となり、ほとんどガラケー時代と変わらない料金で維持することができます。
そのためガラケーにしたくても少しでもメールなどパケット通信をする方であれば、ガラケーでスマホ用プランを選ばれるか、スマートフォンへの乗り換えを検討しても良いと思います。(ガラケーの中ではLineアプリが入れられない機種があるので、ご注意ください。)
ガラケーからスマホに乗り換えれば、大画面で文字入力も楽ですし、色々なアプリを自由に入れることができます。通話音質もよくなっています。1人目なら4,048円、家族割なら2,860円ですので、特にご家族で乗り換えれば費用負担はぐっと下げることができます。
さらに60歳以上の方であればかけ放題が1,100円引きなので、1,958円でかけ放題のスマートフォンを持つことができます。
もちろん「ケータイベーシックプランSS」は新料金プランに対応したもので、ベーシックという名前が付いているとおり定期契約なし(2年縛りなし)・違約金なしのプランです。またもちろんスマホ用プランである「シンプルプラン」も定期契約なし(2年縛りなし)・違約金なしのプランですので安心して契約できると思います。
4,000円~で買える高性能スマートフォン端末
スマートフォンの機種代は、高いと思われがちですがワイモバイルオンラインで購入すれば、5,000~8,000円で買える機種もありますので、ガラケーを新しく買い直すより安いケースもでてきます。