このページでは、ワイモバイルの子回線シェアプランについて仕組みや料金、応用方法などを解説しています。
※特に断りがない場合は税込み表示しています。
目次
子回線シェアプランとは
回線シェアプラン(子回線専用プラン)とは、親回線となる契約にSIMカードを最大3枚まで追加して、データをシェアすることができるプランです。
回線シェアプランの大きな特徴は、データ通信量のみを分け合うという点です。複数の回線を契約するのと異なり、データ専用のプランで、音声通話はできませんので注意が必要です。
メインのスマホに加えてサブ機を使っている、タブレットを持っているといった場合に1契約で複数のSIMを使うことができるものです。シェアプランがなければタブレットやサブ機にも1契約ずつしなければならず、データも料金も無駄になってしまいます。
たとえば
- メインのスマホにシンプルプランS(3GB)
- サブ機のスマホにシンプルプランS(3GB)
と2,178円×2合計4,356円で2契約していたところ、
- メインのスマホをシンプルM(15GB)
- サブ機にはシェア用のSIMを1枚
追加することで対応でき3,278円+539円=3,817円で使えるようになります。
そうすればギガ数も大幅に増やすことができる上に料金も安くなります。
料金
プラン | 追加料金 |
---|---|
シンプルS | 1,078円 |
シンプルM・L | 539円 |
※税込み
プラン | 追加料金 |
---|---|
スマホプランS | 1,078円 |
スマホプランM・R | 539円 |
スマホプランL | 0円 |
※スマホベーシックプランも同じ
メインの回線の月額料金に上記の回線シェアプランの料金を足すことで、複数SIMでデータを分け合うことができます。
注意点
シェアプランは便利なサービスですが、いくつか注意しなければいけない点があります。
音声通話はできない
まず子回線では音声通話はできません。あくまでデータを分け合うだけでメインのスマホのように電話をかけることはできません。
SMSはできる
データ専用のSIMですが、それにSMS機能がついており、SMSの送受信は可能です。そのためLINEアカウントを複数作りたいといった場合にメッセージで認証することが可能です。
3回線まで
1契約で追加できるSIMは3枚で、3枚以上追加したい場合は別にもう1契約する必要があります。
初期費用は無料
シェアプランセット割という割引サービスが自動的に適用となるため、SIM追加手数料など初期費用はかかりません。また加入月は無料で使うことができます。
初月は全プラン3GB
加入月はシェアではなく、子回線のどのプランも3GBまでの通信量が付与されます。そのためシンプルSプランでは容量がお得になります。
SIMロックの解除が必要
子回線に使う端末が他のキャリアの端末でSIMロックがかかっている場合は、ロックを解除する必要があります。SIMフリー端末ならそのまま使うことができます。またワイモバイルの電波(ソフトバンクの電波)を使うため、周波数(バンド)が対応している必要があります。
速度制限時は128Kbps
シンプルプランでは速度制限時の最大通信速度が以前より緩くなっています。低速モード時もプランSの場合300kbpsまで、プランMとLでは最大1Mbpsで使うことができます。しかし子回線となった端末は128kbps以下に制限されるので注意が必要です。
縛りと違約金はなし
回線シェアプランではデータ専用のSIMですので、契約2年縛りがありません。子回線をやめる時の解約金もないので手軽に試すことができますね。
家族割との違いと使い分け
(副回線と子回線の違い)
ワイモバイルには家族割引サービスがありますが、それと回線シェアプランはどう違うのでしょうか。
実は両者には大きな違いがあります。
まず家族割引サービスでは、複数の方が利用することが想定されており、どのSIMカードも独立しており電話ができます。電話機能以外の機能も主回線(親回線)と同じです。
※また少しややこしいのですが、家族割引サービスで2回線目以降を契約する場合、子回線ではなく「副回線」と呼んでいます。
一方子回線シェアプランは、一人の方が複数端末を利用することが想定されており、子回線では電話ができません。
回線シェアプランは、
- タブレットを使いたい
- サブ機を使いたい
といった場合に便利です。
申し込みは店舗で
回線シェアプランは、オンラインでは申し込むことができません。申し込みは店頭に限られます。既に回線を持っていてマイページからSIMカードを追加するという方法は不可能ですので、来店予約をしてワイモバイルショップに出向きましょう。